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更新日:2007年10月1日

作成部署:地域振興部 文化スポーツ課

鏡獅子の写真

田中翁の写真

平櫛田中の芸術


 平櫛田中(ひらくしでんちゅう)は、少年期に木彫に興味を覚え、明治26年5月、中谷省古に弟子入りして木彫の手ほどきを受けて以来、百歳をこえてからも現役の彫刻家として活躍しました。


 その芸術の特徴は、優れた写実力と深い精神性、そして彩色にあるといえましょう。


 初期の作品は、「無矣々々(ないない)」「姉ごころ」などの日常身辺の人物をテーマとした身辺彫刻で、作者の人間性が感じられます。


 次の仏教的テーマを題材とした時期は、臨済禅の禾山(かざん)老師の影響を強く受けて、「活人箭(かつじんせん)」「法堂二笑(はっとうにしょう)」「尋牛(じんぎゅう)」など、内面を表出した精神的な作品を数多く制作しています。


 この時期に田中は、もうひとり人間形成のうえで大きな影響を受けた人に出会いました。それは、近代日本美術界の救世主で日本美術院の創立者 岡倉天心でした。彫刻のうちに「理想」を表現するという田中芸術の真髄を、この出会いで体得したのです。


 仏教的テーマの彫刻期から後、日本美術院研究所で3年間 彫塑研究に没頭しますが、ここでの習練がやがて、個性的な、理想を刻み込んだ数々の名作「烏有(うゆう)先生」「転生」「五浦釣人(ごほちょうじん)」などの誕生へとつながるのです。


 そして、これらの時期を経て、田中芸術のすべてを結集し、20年の歳月をかけて完成したのが生涯の大作「鏡獅子」です。幾多の苦心と曲折を経て出来上がった、像高2メートルの彩色を施したこの作品は、現在国立劇場正面ホールに展示されています。


田中語録

  • 今日もお仕事、おまんまうまいよ、びんぼうごくらく、ながいきするよ
  • 六十、七十は鼻たれ小僧、男ざかりは、百から百から、わしもこれからこれから
  • 人間いたずらに多事、人生いたずらに年をとる、いまやらねばいつできる、 わしがやらねばたれがやる

ちょっとメモ

名前について

 幼名は田中倬太郎です。明治15年に平櫛家の養子となり、その後 二つの名字を合わせて、号にしたものです。

代表作品

 平櫛田中の代表作「鏡獅子」(高さ2メートル)は、 国立近代美術館が所蔵しており、国立劇場に永久貸与しています。

平櫛田中 略年譜
1872年 明治5 6月、岡山県の西江原村(現・井原市)の田中家に生まれる。本名、倬太郎。
1882年 明治15 平櫛家の養子となる。
1893年 明治26 中谷省古に弟子入りし、木彫の手ほどきを受ける。
1898年 明治31 7月、谷中の長安寺に寄宿。西山禾山の臨済録の提唱を聞き、影響を受ける。
1901年 明治34 日本美術協会美術展に「唱歌君が代」を出品、銀牌を受賞。
1907年 明治40 文部省第1回美術展(文展)に「姉ごごろ」を出品(石膏)、入選。
1908年 明治41 日本彫刻会第1回展に「活人箭」を出品。岡倉天心の推奨を受ける。
1914年 大正3 日本美術院再興記念展覧会に「禾山笑」等を出品、会期半ば 同人に推挙される。
1922年 大正11 横山大観、下村観山、木村武山の尽力で 上野桜木町に住宅を建てる。
1930年 昭和5 日本美術院の経営者に加わる。第17回院展に「五浦釣人」を出品。
1937年 昭和12 帝国芸術院会員となる。
1949年 昭和24 東京芸術大学教授となる。
1962年 昭和37 文化勲章を受章。
1969年 昭和44 井原市に田中館(現・井原市立田中美術館)が開館。
1970年 昭和45 上野桜木町から小平市学園西町に転居。
1972年 昭和47 小平市名誉市民に推戴される。
1979年 昭和54 12月30日小平市自宅にて永眠。(107歳)

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お問合せ先

〒187-0045 小平市学園西町1-7-5
平櫛田中彫刻美術館
TEL&FAX:042-341-0098

〒187-8701 小平市小川町2-1333 市役所1階
文化スポーツ課平櫛田中彫刻美術館担当
電話番号 042-346-9501
FAX番号 042-346-9575

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