第1回 福祉のまちづくり推進協議会 要録4
事務局
子育て関連の計画との整合性になりますが、子育てにおけるバリアというイメージで関連計画との整合性を図っていきたいと思っています。その他の個々の専門的な項目については各計画において作成されるものであると考えております。
また、この推進会議において出されたご意見などについては、子育てにおけるバリアの観点から次回の関係機関計画策定に際し助言していくなどして、横のつながりを図っていくことを考えております。
会長
事務局の言われているバリアというのは、おもに物理的なバリアということを意識していたように思います。しかし、バリアとは「物理的バリア」だけでなく、そのバリアを「生活上のバリア」と見るのかということもポイントとなります。
現行の計画の中には、保育所のところには「病児保育」が何も無い状況です。この「病児保育所が無い」ことは、お母さんにとって大変大きな生活上のバリアとなっています。このような問題をこの協議会で取り上げないのでしょうか。
私はこの協議会で私達が気付いたことは案として一応出しておいて、後で調整することになるのであれば行政で調整していただくということにして欲しい。一つ一つ調整しながらということになってしまうと、気が疲れてしまいますので。なるべく言えることは、言っておくという方が良いのではないかと思います。
委員
答申を読んだ感想としては、やわらかい表現というか、ぼんやりしている印象があります。形容詞が多い様に思います。「やさしい、住みやすい、あたたかい」など、どこをどのように「やさしく」すればよいのか、具体例がないためわからないことがあります。
また、推進方針や方向性は出されていますが、実行がいつになるのかわからないものになっていること。それと外出しやすいまちにするためには、エレベーターなどの整備の前に、まちの中にシルバーシートを設置して欲しいと思います。高齢者と日々関わっている中で感じることであります。
例えば、商店街に座るところが無く、閉店後の銀行の前や、シャッター商店街などに高齢者が座っていることがあります。高齢者においても「地ベタリアン」は存在します。以上のように、小さな事から実現できるようなことから始めていきたいと感じています。
委員
推進計画の中で、一つ抜けているものがあると感じています。それは、障がい者や高齢者に対する就労についてのことです。住み続けるということは、ただ住むということではなく、働くことと一体になっていると思います。就労について触れられていないということはどういうことであるのかお伺いしたい。
健康福祉部長
就労につきましては、まちづりの観点ではなく高齢者福祉計画や障害者福祉計画などそれぞれの計画の中で行っなていくものと考えております。以上のことから、現状では、まちづくりの観点での就労問題は入れづらいと考えております。
会長
この推進協議会において、就労に対することを正面から切り込んでいくということは、なかなか難しいとことと思いますが、これからもまちづくりに関しての就労の問題があれば、それは何かの形での切り方があろうかと思いますので、もう少しお気づきの点があればご提案ください。
委員
計画全体に対することになりますが、皆さんは割合「自助」の部分では個々のことで努力をされていると思います。しかし、「共助」の部分、すなわち共に助け合うところが、ちょっと力が弱いものと感じています。
例えば、自主防災組織や防犯組織を見てみると、市内には多くの市民がいるのにも関わらず、28組織程度の組織しかありません。更に、自治会の組織率も低下していることから、市民の方たちが「まちで一緒になろう」という気持ちが感知できないということが、一番今心配なところです。
また、事業者がしっかりしていても、事業者に申請をして頼んで何かをしてもらう以前に、地域の中で起こったちょっとしたことは地域の中で解決していくことができるような、まちづくりの考え方をしていければ良いと思います。
現状としてボランティア団体ごとの活動はあるものの、もう少し大きな組織としての地域での活動になっていないということがあります。社会福祉協議会においても、そのあたりを支援していきたいと願っています。
教育委員会と社会福祉協議会が提携して、福祉教育の実践として当事者の方と共にお互いに心を解きほぐすというような活動を実施しています。教員のためのボランティアスクールというものを開催していますが、先生方にユニバーサルデザインの話をした際、的確にユニバーサルデザインを理解されていた先生はいらっしゃいませんでした。
このような方々が教育現場にいらっしゃっているので、今後はこの方たちに対する啓発活動にも力を入れていきたいと感じています。
委員
福祉という観点から子育て支援を見ると、必ず、「保育園で子どもを預けること」や「待機児ゼロ」というように、保育園に子どもを預けることばかりが「子育て支援の福祉である」ということが非常に強調されてしまいます。
幼稚園で子育て支援は行なっていますが、幼稚園で行なっている支援は「子育ては楽しい」ということにスポットを当ておこなっています。
ただ、一般的に幼稚園で実施している子育て支援に関しては、いわゆる福祉ではなくどちらかというと教育として見られてしまうことがあり、必ず福祉の話をすると、保育園の長時間保育のことや、保育園を増やしていこうという面にスポットが当たってしまうように感じています。
できれば、高齢者も障がい者も子どもも一緒に暮らしていけることが楽しいということにスポットを当てることのできる答申になって欲しいと思います。
委員
道路を直すにしても、トイレをつくるにしても、いろいろと改善をする時に私達のような当事者を必ず参加させて欲しいと思います。当事者を入れることによって、使われなかったからもう一度直すというような無駄なことをしなくて済むようになります。
具体例として、小川グラウンドの隣接した公園のことですが、出入口にオートバイなどが入ることのできないような柵が設けられていましたが、その柵の幅が狭いため、電動車イスが通り抜けられないというものになっていました。
ぜひ当事者が参加できるようなシステムにして欲しいと思っています。
委員
計画書についてですが、推進計画の策定の基本的方向内の子供を育てやすい環境の整備では、公園や安全な歩道の促進などハード面だけのバリア解消を掲げています。今後はソフト面での新しい施策などを検討していけるような話しをしていきたいと思います。
子どもを育てていく環境というものは大変大切なことですが、これからは子どもを育てている大人への教育が必要であると感じています。少子化ということは、孫のいない高齢者が増えていくということにもなるという話を聞いたことがあります。
昔、子育てをしていたが、時が経ち子育てを忘れてしまった高齢者などがいらっしゃるようになった。具体的には、ちょっと子どもがうるさくしただけなのに、高齢者からものすごい勢いで怒られてしまうことがありました。これからは、地域の中で自分の子どもだけではなく、地域の子どもも育てるという考え方が必要ではないかと感じています。
また、地域参加ということでは、母親自身が地域に参加することのできる仕組みばかりでなく赤ちゃんの時から地域に参加できる仕組みづくりを考えていくことが必要であると感じます。
子どもたちに赤ちゃんの抱き方などを教えていく中で、命の大切さも伝えていけるものと思います。子どもから高齢者まで関わり合いの持てる暮らしができるまちづくりを目指していきたいと考えています。
お問合せ先
〒187-8701 小平市小川町2-1333 健康福祉事務センター2階高齢者福祉課計画担当
電話番号 042-346-9537
FAX番号 042-346-9498
Eメールアドレス df0012@city.kodaira.lg.jp
掲載日:平成19年10月1日