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日曜日 (小平市の昔話)

更新日: 2009年(平成21年)1月1日  作成部署:企画政策部 秘書広報課

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子どものイラスト

そのころは学校の休みは、一週間のうち日曜日だけだったよ。

その日曜日にときどき、子どもたちだけで、先生のうちに遊びに行ってたの。

特別のことじゃなくて、だれもが気安く先生のうちに遊びに行ったんだよ。

親たちも自分のうちの畑でとれた野菜なんかを持たせて、「先生のうちでは行儀(ぎょうぎ)よくしろ」なんて、言い聞かせて送り出したよ。

先生も子どもたちが来ると、よろこんでくれたみたい。

帰ってきてから、「先生のうちで食ったうまいもんをうちでも作ってくれ」って言うの。

先生の奥さんがおやつを作ってくれたんだって。

子どもによく聞いたら、どうも白玉(しらたま)と寒天(かんてん)に白みつをかけたものらしいの。

そんなしゃれたのは、うちで作ったことがなかったからね。

それに先生は何でもよく知っていて、子どもは「先生は百科事典みたいだ」って言ってたの。

それを聞いて、先生は「自分だって知らないことはあるから九十九科事典だ」って笑ってたそうだよ。

昔は、先生と子どものふれあいが、たくさんあった気がするね。


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