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ナラ枯れ被害が発生しています

更新日: 2021年(令和3年)8月13日  作成部署:環境部 水と緑と公園課

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小平市内の樹林や公園などで、ナラ枯れと呼ばれる樹木の感染症により、コナラなどの樹木が枯れる被害が出ています。

ナラ枯れとは

 ナラ枯れとは、ナラ菌と、これを媒介するカシノナガキクイムシによる樹木の伝染病です。人体やほかの動物に影響はありませんが、樹木は通水機能が阻害され、7月~8月ごろに葉の色が急速に赤褐色に変色し枯死します。

 一本の木に大量のカシノナガキクイムシが穿入することにより被害が発生することから、被害木の特徴としては、幹に約1~2mmの穴がたくさん空いており、木の根元にフラスと呼ばれる木くずが大量に堆積します。また、梅雨明け後から晩夏の時期にかけて、葉が赤褐色に変色して急に枯れ、落葉しないのが特徴です。

赤褐色に変色した様子
根元に木くずが堆積している様子

 小平市の対応状況

 ナラ枯れ被害は、全国では平成22年度をピークに減少していますが、令和2年度に小平市を含む東京都内で急速に拡大しました。

 令和3年度においても、多くの公園や樹林などの樹木に被害が出ております。

 市では被害拡大を防ぐため、公園や樹林などの管理地における被害木に対しては伐採の後、破砕・焼却による処理を実施しています。

 また、カシノナガキクイムシの穿入を防止するためのトラップを試験的に設置しております。

 被害拡大防止のためには、早期発見・早期対応が重要であることから、ナラ枯れと思われる樹木を見かけた際は、水と緑と公園課までメールにてご報告ください。

トラップ設置の様子

 

危険なキノコに注意

 ナラ枯れが発生した樹林では、カエンタケと呼ばれる猛毒のキノコが発生しやすいことが報告されています。 触れるだけでも危険なキノコですので、絶対に触らないでください。

 市内でカエンタケと思われるキノコを発見した場合は、水と緑と公園課までご報告ください。

特徴 
 形と色 表面はオレンジ色から赤色,細長い円柱状または棒状で,土から手の指が出ているように群生または単生する。中は白く,硬い。
発生時期夏から秋
発生場所ブナ,コナラなどナラ類などの広葉樹林の地上に群生して発生する。
間違いやすい食用キノコベニナギナタタケ( シロソウメンタケ科ナギナタタケ属)
症状食後30分から,発熱,悪寒,嘔吐,下痢,腹痛,手足のしびれなどの症状を起こす。2日後に,消化器不全,小脳萎縮による運動障害など脳神経障害により死に至ることもある。
 毒性成分

 トリコテセン類: 毒性は強く,食べても,触っても毒である。死亡例あり。

(注意)見た目は気味が悪く,食用に見えないが,薬用と勘違いして酒に浸して飲んで中毒が起き,死亡した例がある。

カエンタケ 出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000143427.html)

 

お問合せ先

〒187-8701 
小平市小川町2-1333 市役所4階

水と緑と公園課緑政担当

電話:042-346-9830

FAX:042-346-9513

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