市営屋外プールのあり方検討について

費用対効果において課題を有し、施設の損傷や老朽化も進行している萩山・東部公園プールについて、持続可能な行財政運営の観点から、将来的なあり方の検討を進めます。

　小平市内には、市営屋外プールとして、萩山公園プールと東部公園プールの2施設が存在します。両プールでは、維持管理における費用対効果や、経年に伴う施設の損傷・老朽化の進行が課題となっています。

　平成30年度には、事務事業の見直しの取組の一環として、職員による見直し提案を募集したところ、両プールの廃止・縮小に係る提案があり、見直しにかかる課題整理等を進めました。

　小平市第四次長期総合計画のもと新たに策定した、第1期小平市経営方針推進プログラム（令和3年度～令和6年度）においても、それまでの検討を引き継ぐ形で「事業の精査と見直し」をプログラムとして掲げるとともに、令和3年度に改めて、学識経験者や公募市民で構成する「小平市経営方針推進委員会」会議にて両プール事業について取り上げたところ、事業を「縮小」すべきとの判定が示されました。

　これを受けて、市では令和4年度から、市営屋外プールのあり方検討に着手し、具体的な方策の整理を進めることとしました。 

萩山公園プール変状調査結果をまとめました（令和4年5月）

　萩山公園プールは、開設時期が古く、老朽化等が顕著な状況となっています。加えて、令和2年度末頃、プールサイド床下の土が流出したことによる空洞が発見されたことから、プール水槽及びプールサイドにおける陥没、損傷状況等に関する調査を実施しました。

　令和3年11月から令和4年2月にかけて、空洞調査、その他の調査を実施し、空洞の広がりや、施設の仕上げ材、構造部材の劣化の進行が確認され、構造安全上または耐久性の面での問題が浮き彫りとなりました。

　本調査結果を踏まえ、萩山公園プール開放を当面中止するとともに、萩山公園プールと東部公園プールの集約、再整備の手法や可能性など、将来的な市営屋外プールのあり方検討を進めます。

　詳しくは、下記の添付ファイルからご覧ください。 

あり方検討の進め方をまとめました（令和4年7月）

　庁内関係課職員で構成する検討会を立ち上げ、アドバイザーの意見等を伺いながら検討を進めます。

　小平市経営方針推進委員会で示された事業の「縮小」の方向性を念頭に置いたうえ、各プールの維持・廃止の適否、屋内施設の整備を行うか、学校利用や公民連携手法の可能性があるかなどを考察し、令和4年度中に、再整備等に関する考え方としてまとめます。

　詳しくは、下記の添付ファイルからご覧ください。 

あり方検討の中間報告をまとめました（令和4年10月）

　令和4年9月までの庁内検討会における検討概要をまとめ、中間報告として公表します。

　両プールを取り巻く状況を踏まえ、東部公園プールの再編可能性に関する検証を進めることとしています。

　詳しくは、下記の添付ファイルからご覧ください。

令和4年度あり方検討報告をまとめました（令和5年2月）

　令和4年度に進めた庁内検討会における検討結果を報告、公表します。

　再整備後の基本コンセプトを「多世代が集い、子どもたちが学びあうプール」と設定するとともに、令和5年度以降、東部公園プールの屋内施設としての再整備を前提としつつ、学校利用に必要な調整や、民間事業者の参入可能性調査、市民意見の収集など、並行して具体的検討を進めていくものと結論づけています。

　詳しくは、下記の添付ファイルからご覧ください。

【募集終了】あり方検討報告に基づくプレヒアリングを実施します（令和5年2月）

　東部公園プール・萩山公園プールの集約・再編に係る公民連携手法導入の実施可能性を検証するうえでの参考とするため、ご協力いただける民間事業者の皆様へのプレヒアリングを実施します。

　参加をご検討いただける場合は、実施期間中に、下記の問合せ先まで電話または行政経営課宛てメール（gyoseikeiei@city.kodaira.lg.jp）にてご連絡ください。

（注）プレヒアリングは、両プールの今後に関する基本的な考え方の整理に先立ち意見交換を行うもので、令和5年度以降に実施を予定する参入可能性調査とは異なります。

実施期間

令和5年2月20日（月曜）から令和5年3月20日（月曜）まで

対象

市営屋外プールのあり方検討に関心のある法人または法人のグループ

東部公園プール再整備・萩山公園プール跡地活用に関する基本的な考え方をまとめました（令和5年5月）

　市営屋外プールのあり方検討報告をもとに行った、民間事業者との意見交換（プレヒアリング）を踏まえ、基本的な考え方をまとめたため、公表します。

　基本的な考え方では、公民連携手法により東部公園プールを屋内温水プールとして再整備し、プール機能を集約する方向で取組を進めることとしています。また、検討経過や想定スケジュールについて、補足資料として示しています。

　今後、具体的な事業手法の選択や募集条件、萩山公園プール跡地活用に係る公民連携手法の取扱いなどの詳細な検討を進めます。また、市民の皆様の声をお聞きしながら、令和5年度から策定を進める「（仮称）民間活力をいかした東部公園プール再整備・萩山公園プール跡地活用の方向性」に反映していく予定です。

　詳しくは、下記の添付ファイルからご覧ください。

 添付ファイル

• 萩山公園プール変状調査結果（令和4年5月）（PDF 174.5KB）
• 市営屋外プールあり方検討の進め方概要（令和4年7月）（PDF 333.3KB） 
• プールあり方検討中間報告（令和4年10月）（PDF 571.1KB）
• プールあり方検討報告（令和5年2月）（PDF 473.8KB）
• 東部公園プール再整備・萩山公園プール跡地活用に関する基本的な考え方（令和5年5月）（PDF 1.7MB）