○小平市下水道事業の設置等に関する条例

平成30年

条例第28号

(趣旨)

第1条 この条例は、地方公営企業法(昭和27年法律第292号。以下「法」という。)及び地方公営企業法施行令(昭和27年政令第403号。以下「政令」という。)の規定に基づき、小平市下水道事業(以下「下水道事業」という。)の設置等に関し必要な事項を定めるものとする。

(下水道事業の設置)

第2条 市民の公衆衛生の向上、雨水の排除による浸水の防除及び公共用水域の水質の保全に資するため、下水道事業を設置する。

(法の財務規定等の適用)

第3条 法第2条第3項及び政令第1条第2項の規定により、下水道事業に法第2条第2項に規定する財務規定等を適用する。

(経営の基本)

第4条 下水道事業は、常に企業の経済性を発揮するとともに、公共の福祉を増進するように運営されなければならない。

2 下水道事業の規模は、次のとおりとする。

(1) 区域 下水道法(昭和33年法律第79号)第4条第1項に規定する事業計画(次号において「事業計画」という。)に定める区域

(2) 人口 事業計画に定める人口

(重要な資産の取得及び処分)

第5条 法第33条第2項の規定により予算で定めなければならない下水道事業の用に供する資産の取得及び処分は、予定価格(適正な対価を得てする売払い以外の方法による譲渡にあっては、その適正な見積価額)が2,000万円以上の不動産若しくは動産の買入れ若しくは譲渡(不動産の信託の場合を除き、土地については、1件5,000平方メートル以上のものに係るものに限る。)又は不動産の信託の受益権の買入れ若しくは譲渡とする。

(議会の同意を要する賠償責任の免除)

第6条 法第34条において読み替えて準用する地方自治法(昭和22年法律第67号)第243条の2の2第8項の規定により下水道事業の業務に従事する職員の賠償責任の免除について議会の同意を得なければならない場合は、当該賠償責任に係る賠償額が50万円を超える場合とする。

(会計事務の処理)

第7条 法第34条の2ただし書の規定により下水道事業の出納その他の会計事務のうち次に掲げるものに係る権限は、会計管理者に行わせるものとする。

(1) 公金の収納及び支払に関する事務

(2) 公金の保管に関する事務

(議会の議決を要する負担付きの寄附の受領等)

第8条 下水道事業の業務に関し、法第40条第2項の規定により条例で定めるものは、次に掲げるものとする。

(1) 負担付きの寄附又は贈与の受領に関するもの

(2) 小平市が当事者である訴えの提起又は和解で、その目的の価格が100万円を超えるもの

(3) 法律上小平市の義務に属する損害賠償の額の決定でその額が100万円を超えるもの

(業務状況説明書類の公表等)

第9条 市長は、下水道事業に関し、法第40条の2第1項の規定により、毎事業年度、4月1日から9月30日までの業務の状況を説明する書類を11月30日までに、10月1日から翌年3月31日までの業務の状況を説明する書類を翌年5月31日までに作成し、及び公表しなければならない。

2 前項の書類には、次に掲げる事項を記載するとともに、11月30日までに作成する書類においては前事業年度の決算の状況を、5月31日までに作成する書類においては同日の属する事業年度の予算の概要及び事業の経営方針をそれぞれ明らかにしなければならない。

(1) 事業の概況

(2) 経理の状況

(3) 前2号に掲げるもののほか、下水道事業の経営状況を明らかにするため市長が必要と認める事項

3 天災その他やむを得ない事故により、第1項に規定する期日までに同項の書類を作成することができなかった場合は、市長は、できるだけ速やかにこれを作成し、及び公表しなければならない。

4 第1項の書類の公表は、小平市公告式条例(昭和25年条例第6号)別表に掲げる掲示場への掲示その他の方法により行うものとする。

(平成30年12月21日・平成30年条例第28号)

(施行期日)

1 この条例は、平成31年4月1日から施行する。

(小平市下水道事業特別会計条例の廃止)

2 小平市下水道事業特別会計条例(昭和45年条例第10号)は、廃止する。

(小平市下水道事業基金条例の一部改正)

3 小平市下水道事業基金条例(平成27年条例第28号)の一部を次のように改正する。

〔次のよう〕略

(令和2年2月27日・令和2年条例第2号)

この条例は、令和2年4月1日から施行する。

小平市下水道事業の設置等に関する条例

平成30年12月21日 条例第28号

(令和2年4月1日施行)