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市報こだいら:2018年1月20日号 1面(抜粋記事)

更新日: 2018年(平成30年)1月20日  作成部署:企画政策部 秘書広報課

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節分で新たな春を迎える

節分の豆まきは、災いを起こす鬼を家から追い出して福を招き、無病息災を祈る行事です。

地方によって風習が違い、落花生をまいたり、鬼を家に招くなど、さまざまな文化がある伝統行事です。

節分の豆まきで、新たな季節を迎えませんか。

節分の由来

節分とは、節(季節)の分かれ目という意味で、各季節のはじまり(立春、立夏、立秋、立冬)の前日を指します。

立春の前日が節分として広く知られるのは、立春が1年の大きな節目(1年の始まり)とされていたからです。

鬼は、病気や災害など災いの象徴とされていました。

季節の変わり目は邪気(鬼)が出現しやすいため、節分に豆まきをして鬼を追い払い、新しい年に福を招くという意味があります。

鬼が苦手なもの

炒り豆

炒り豆には、魔の目(豆)を射る(炒る)という意味があります。

生の豆は、まいた豆(悪いこと)から芽が出るとされ、節分には使いません。

ひいらぎといわしの頭

ひいらぎの葉のとげと、イワシの生臭さが鬼の苦手なものとされ、魔よけとして外の玄関や戸袋に飾られます。

小平には、魔よけとしてひいらぎを植える家が多くありました。

自分にとって意味のある行事に

豆まきの風習や作法は、地域によって違いますが、大切なことは春を迎える前に悪いものを払って、新しい1年がいい方向にいくよう願うことだと思います。

健康への祈り、受験への願かけなど、思いを込めて豆を投げることで自分にとって意味のある節分行事になるでしょう。

小平市郷土研究会 立川鉄六さん

追い出された鬼を招く 鬼の宿

小川町にお住まいの小山喜彬さんの家では、豆まきで追い出された鬼を家に招いてご馳走し、接待して送り出す風習があります。

小山さんの家は鬼の宿と呼ばれるようになり、約170年も続く伝統行事になっています。

節分の日の夕方、周りの家で豆まきが始まる前に台所の神棚に赤飯(小豆ご飯)、おみき、とうみょうを供え、鬼を迎える準備をします。

鬼を迎えた夜は、鬼が気安く休めるよう灯明の明かりを絶やさず、鬼に「鬼は外」を聞かせないために窓を閉めて、テレビやラジオを消して静かに過ごします。

日付が変わると灯明を消して赤飯にお神酒をかけ、家の外の四辻(よつつじ)に赤飯を置いて鬼を送り出します。

鬼を送り出す時、小山さんの家では代々、人に姿を見られてはいけない、後ろを振り向いてはいけないとされています。

翌朝、お供え物を置いた、おすいぜん様を屋根の上に投げます。

鬼の心が改まるように

悪さをする鬼でも、こちらから気持ちを込めてお迎えすることで、鬼が心を改めて出て行ってくれることを願い、約170年もの間この行事を代々続けています。

近所の人からは、「豆まきをして追い出された鬼は、小山さんの家に行くんだよ」と言われていますね。

小山喜彬さん



親子で豆まきをして、新年に福を招きませんか。

とき

2月3日(土曜) 午前11時30分から午後0時30分

雨天決行

申込み

当日、会場へ

問合せ

小平ふるさと村 電話042(345)8155


お問合せ先

〒187-8701 
小平市小川町2-1333 市役所3階

秘書広報課広報担当

電話:042-346-9505

FAX:042-346-9507

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