小川東町(おがわひがしまち)にすむ、東(あずま)さんは、健康(けんこう)づくりのために、市内(しない)を歩(ある)くことが日課(にっか)になっています。市(し)の「公園(こうえん)・道路等(どうろとう)ボランティア」に登録(とうろく)して、公園(こうえん)の遊具(ゆうぐ)を見回(みまわ)り、道路(どうろ)に穴(あな)があいていないか、街路灯(がいろとう)が切(き)れていないか、カーブミラーが壊(こわ)れていないかなど、市役所(しやくしょ)の仕事(しごと)のお手伝(てつだ)いをしています。
市(し)では、みなさんが安全(あんぜん)に歩(ある)けるように、駅前(えきまえ)などの放置自転車(ほうちじてんしゃ)を整理(せいり)したり、道路(どうろ)にはみ出(だ)した看板(かんばん)を直(なお)したりしています。これらのことは思(おも)わぬ事故(じこ)につながることもあるので、たえず見回(みまわ)りは欠(か)かせません。
建物(たてもの)や道路(どうろ)をふくめ、まち全体(ぜんたい)の風景(ふうけい)や交通(こうつう)の流(なが)れを考(かんが)えたり、新(あたら)しい都市(とし)や再開発(さいかいはつ)など、便利(べんり)で快適(かいてき)なまちを考(かんが)えるのも市役所(しやくしょ)の仕事(しごと)です。よりよいまちにするために、市民(しみん)のみなさんから意見(いけん)やアイデアをもらっています。コミュニティバス、コミュニティタクシーは、みなさんからアイデアをもらって実現(じつげん)したもののひとつです。人(ひと)や車(くるま)の流(なが)れが良(よ)くなるように、土地(とち)や道路(どうろ)を整備(せいび)するのも仕事(しごと)のひとつです。
みんなが歩(ある)いたり、車(くるま)が通行(つうこう)するほかにも、道路(どうろ)にはさまざまな役目(やくめ)があります。ひねるだけで水道(すいどう)のじゃぐちから安全(あんぜん)でおいしい水(みず)が出(で)たり、トイレで水(みず)を流(なが)したり、洗濯物(せんたくもの)を洗(あら)ったあとの水(みず)を流(なが)したりできるのは、道路(どうろ)の下(した)に水道管(すいどうかん)や下水道管(げすいどうかん)が通(とお)っているからです。道路(どうろ)は目(め)に見(み)えないところでも役立(やくだ)っています。