よく耳にする「地球温暖化問題(ちきゅうおんだんかもんだい)」とはどのようなものでしょうか?
わたしたちが電気や車などでエネルギーを多く使うことで「温室効果(おんしつこうか)ガス」とよばれるガスが発生します。
森は二酸化炭素(にさんかたんそ・CO2)という温室効果ガスをすいこんでくれますが、森がすう量よりもわたしたちが発生させている量の方が多く、バランスが取れていません。
温室効果ガスが地球上にふえると、太陽からの熱が外ににげずに、地球全体の温度が上がってしまうのです。
このげんしょうを「地球温暖化」とよびます。
地球温暖化が進むと、次のような問題が起こります。
・生態系(せいたいけい)のはかい
植物や動物たちや、その周りの環境を「生態系」とよびます。地球温暖化が進むと、生態系が大きく変わり、それまでそこにいた植物や動物たちが生きていけなくなってしまうかもしれません。
・海面上昇(かいめんじょうしょう)
地球上の氷がとけて、海面の高さが上がると、島や海のそばに住む人たちの生活がおびやかされてしまいます。
・異常気象(いじょうきしょう)
各地で大雨がふったり、ぎゃくにかんそうしたり、大きな台風が発生するなど、天気などのじょうたいがおかしくなることを「異常気象」とよびます。異常気象が起こると、人々の生活に大きなひがいが出ることがあります。
・健康へのえいきょう
気温の高いちいきの病気が世界中に広まったり、熱中症(ねっちゅうしょう)にかかる人がふえたりします。