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小平市が誕生(たんじょう)するまでの歴史

小平市の誕生から50年をむかえました

みなさんが毎日(まいにち)暮(くら)している小平市は、いつ市になったのか知(し)っていますか。

それは、昭和(しょうわ)37年10月1日でした。この日はお祝(いわ)いの式典(しきてん)やパレード、演奏会(えんそうかい)などの行事(ぎょうじ)がくり広(ひろ)げられました。なかでも50台(だい)以上(いじょう)の花(はな)自動車(じどうしゃ)のパレードはみんなの目(め)をひいた華(はな)やかなものでした。

この小平市の誕生から数(かぞ)えると、平成(へいせい)24年には50年目をむかえることになります。この50年の間に小平の町(まち)のようすは大(おお)きく変(か)わりました。たとえば、昭和37年の人口(じんこう)は7万人(まんにん)に届(とど)かなかったのに、平成22年1月1日の人口は18万人(まんにん)近(ちか)くになっています。市立の小(しょう)中学校(ちゅうがっこう)の数(かず)は小学校7校、中学校3校から小学校19校、中学校8校に増(ふ)えています。



小平村の誕生

また、小平がほぼ今(いま)のような町の形(かたち)になったのは、約(やく)120年前の明治(めいじ)22年4月です。それまでは、小川新田外六カ村戸長役場(おがわしんでんほかろっかそんこちょうやくば)、【小川新田(しんでん)・鈴木新田・回田(めぐりた)新田・野中新田与右衛門組(のなかしんでんよえもんぐみ)・野中新田善左衛門組(のなかしんでんぜんざえもんぐみ)・大沼田新田(おおぬまたしんでん)・小川村】と呼ばれていた7つの村(むら)と久米川村(くめがわ)飛地(とびち)が合わさって小平村ができました。


はじめは武蔵野(むさしの)の原(はら)

 もっともっと時代(じだい)をさかのぼってみると、約350年前までは現在(げんざい)の小平市の場所は武蔵野の原っぱが広(ひろ)がっていて、人は住(す)んでいませんでした。

 そのわけは、飲(の)み水(みず)かないために生活(せいかつ)できなかったからです。

 人は住んでいませんでしたが、この場所(ばしょ)は昔(むかし)から交通(こうつう)の上では大切(たいせつ)な場所で、古代(こだい)には東山道(とうさんどう)という主要(しゅよう)な道(みち)が通(とお)り、所沢(ところざわ)と府中(ふちゅう)を結(むす)ぶ交通路(こうつうろ)でした。中世(ちゅうせい)になると鎌倉街道(かまくらかいどう)が通り、武士(ぶし)たちがこの道を通って戦(たたか)いをくり広げました。江戸時代(えどじだい)になって徳川家康(とくがわいえやす)が江戸に幕府(ばくふ)を開(ひら)くと、今までの南北(なんぼく)の道に加(くわ)えて東西(とうざい)の道がつくられます。そのひとつが青梅街道(おうめかいどう)で、もうひとつが五日市街道(いつかいちかいどう)です。この場所に人は住んでいなくとも、多(おお)くの人がこれらの道を通って生活していたのです。


武蔵野の開発(かいはつ)と小川村の誕生

 江戸幕府(えどばくふ)が開かれ政治(せいじ)の中心(ちゅうしん)になると、日本中(にほんじゅう)から多くの人びとが移(うつ)り住むようになります。人びとが生活するためには、家(いえ)やたてものが必要(ひつよう)です。青梅街道は石灰(せっかい)の産地(さんち)であった現在(げんざい)の青梅市成木から江戸へ石灰を運(はこ)ぶための大切(たいせつ)な道でした。石灰は現在もコンクリートを作る主(おも)な材料(ざいりょう)となっていますが、江戸時代にもさまざまな建設(けんせつ)の材料として使(つか)われていました。

 この大切な材料を江戸まで運ぶのに、江戸時代には自動車やパワーショベルなどの機械(きかい)がなかったわけですから、人が馬(うま)の背(せ)に荷物(にもつ)を積(つ)んで運ばなければなりませんでした。青梅から江戸まで重(おも)い荷物をいっきに運ぶことはできないので、村から次の村へと荷物を運び、次の村では馬に積み替(か)えてその次の村へと順番(じゅんばん)に荷物を運んだのです。しかし、箱根ヶ崎村(現在の瑞穂町)から田無村(現在の西東京市)までの間に村がなく、この間は武蔵野の原で水も飲めなかったので人びとは大変(たいへん)苦労(くろう)していました。

 そこで、岸村(現在の武蔵村山市)に住んでいた小川九郎兵衛(おがわくろべえ)が、箱根ヶ崎村と田無村の間に新(あたら)しく村を開き、石灰を運ぶ大切な仕事(しごと)をしたいと考(かんが)え、明暦(めいれき)2年に小川村が開かれたのです。



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