平成20年10月に、中央図書館(ちゅうおうとしょかん)の2階に市史編さん室(しつ)を置(お)いて、小平の歴史を調(しら)べて明(あき)らかにする仕事を始(はじ)めました。
平成24年(2012)には小平市の誕生から数えて50年目をむかえます。このことから、小川村が誕生した時から350年の歴史を調(しら)べて、小平の歴史や文化(ぶんか)、生活や暮らしのようすをわかりやすく書(か)くための仕事を始めました。350年の間にどのようなことがどのように変わり、何(なに)が変わらなかったのでしょうか。
そして、そのことにより人びとはどのような苦(くる)しみやきびしい状況(じょうきょう)をのり越(こ)えて、新(あた)しい時代を切(き)り開(ひら)き、生活を豊(ゆた)かなものにしてきたのでしょうか。歴史の中には、小平の先人(せんにん)たちが残(のこ)してくれたさまざまな知恵(ちえ)や工夫(くふう)が記(しる)されています。こうした歴史に学(まな)ぶことによって、私たちが暮している21世紀(せいき)に起(お)こる新しい課題(かだい)や難(むずか)しい問題(もんだい)に取(と)り組(く)み、のり越えるためのヒントや心がまえについて知ることができます。
市史編さんの仕事は、先人たちの知恵や経験をみなさんに伝(つた)え、新しい時代を豊かにするための歴史的な情報提供(じょうほうていきょう)をするのが主(おも)な役割(やくわり)です。