ぶるべーが、みんなが出したごみはどのように処理(しょり)されるのか見にいきました。
まずは、小平市内にある小平・村山・大和衛生組合へ向(む)かいました。この施設(しせつ)では、小平市、東大和市(ひがしやまとし)、武蔵村山市(むさしむらやまし)から出されたごみがあつめられます。この施設は中間処理施設(ちゅうかんしょりしせつ)と呼(よ)ばれており、最終処分場(さいしゅうしょぶんじょう)へ運(はこ)ぶ前(まえ)に、ごみを燃(も)やしたり、くだいたりして小さくします。ごみを燃やしたときに出る灰(はい)は、最終処分場である東京たま広域資源循環組合(こういきしげんじゅんかんくみあい)へ運ばれます。
施設の方(かた)から、どのようにごみを処理しているかを説明(せつめい)していただきました。「捨(す)てればゴミ、分ければ資源(しげん)」という言葉(ことば)が印象的(いんしょうてき)でした。
つぎに向かったのは、最終処分場である東京たま広域資源循環組合です。この団体(だんたい)は、多摩地域(たまちいき)の25市1町の自治体(じちたい)によって構成(こうせい)されています。おもに、二ツ塚処分場(ふたつづかしょぶんじょう)、谷戸沢処分場(やとざわしょぶんじょう)、エコセメント化施設に関(かん)する仕事(しごと)をしています。
ここには、小平市だけではなく、多摩地域25市と1町のごみが運ばれ、燃やすごみの灰(はい)を「エコセメント」という道路(どうろ)などの材料(ざいりょう)にしています。
東京たまこういきしげんじゅんかん組合をみてみよう(外部リンク)
平成7年に、処分場(しょぶんじょう)の建設(けんせつ)にとりかかり、平成10年1月から一部埋め立て(いちぶうめたて)をはじめました。これは谷戸沢廃棄物広域処分場がいっぱいになったことに伴(ともな)うものです。平成10年4月から、燃やすごみの焼却灰(しょうきゃくばい)と砕(くだ)かれた燃やさないごみが運ばれてくるようになりました。
なお、平成30年4月から砕(くだ)かれた燃やさないごみは、資源化しています。
二ツ塚処分場の使用可能期間(しようかのうきかん)は、当初(とうしょ)平成9年度から16年間と計画(けいかく)され、平成25年度には埋め立てできなくなる予定(よてい)でした。そこで、処分場を少しでも長(なが)く使用(しよう)するために考(かんが)え出されたのが、「エコセメント」でした。エコセメントは今まで埋められていた焼却灰などの焼却残さ(しょうきゃくざんさ)をセメントの原料(げんりょう)として再利用(さいりよう)するものです。平成18年7月より、焼却灰のすべてをエコセメント化しています。
処分場には限界(げんかい)があります。処分場がいっぱいになってしまったら、また新しい処分場をつくらなくてはいけません。少しでもごみを減(へ)らせば、長く処分場を使用することができます。みんなもごみを捨てるときは、しっかり分別(ぶんべつ)して、ごみを少なくできるよう努力(どりょく)してください。