トップ > 市政情報 > 市の紹介 > 歴史・文化 > 雪の日 (小平市の昔話)

雪の日 (小平市の昔話)

更新日: 2009年(平成21年)1月1日  作成部署:企画政策部 秘書広報課

  • ツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る
雪の日のイラスト

昔はね、今より、ずっと寒くて、ときどき大雪が降ったんだよ。

子どもたちが小学校へ行っているころは、雪が積もると、もう、手袋も靴下(くつした)も服も、びしょぬれで帰ってくるの。

「一日中、先生と雪遊びしてた」って、言うんだからね。

親もそれをわかっているから、替えの手袋や靴下(くつした)を持たせるんだけど、それさえもびしょびしょ。

雪の日は、先生が「今日は特別授業だ」って、子どもたちと雪合戦したり、雪だるまやかまくらなんか作ってたようだよ。

今みたいに防水のものなんてないから、ついた雪がとけて、ぬれてしまうの。

長靴に入った雪もとけて、さぞ冷たいと思うんだけど、子どもたちは、先生と遊べるのがうれしくて、そんなことは気にならなかったみたいだよ。

それで先生から教えてもらったって、子どもが私に雪の結晶(けっしょう)を見せてくれたことがあったの。

黒い紙に降ってくる雪をとって、虫眼鏡(むしめがね)で見ると、結晶(けっしょう)が見えるの。

私もそのとき、初めて見たんだけど、一つずつ形が違ってて、それはきれいなんだよ。

それも生きた勉強だね。

だから雪の日は、子どもたちは、よろこんで学校へ行ったもんだよ。


お問合せ先

〒187-8701 
小平市小川町2-1333 市役所3階

秘書広報課秘書担当

電話:042-346-9502

FAX:042-346-9605

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

よりよいコンテンツ作成のための参考とさせていただきます

検索したい文言を入力してください

ページトップに戻る