市報こだいら:2017年11月20日号 1面(抜粋記事)
更新日: 2017年(平成29年)11月20日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
仕事に思いを込めて
作業所を知っていますか。
障がいがあって、企業への就労が難しい人が、地域で自立した生活を送ることを目的として働く福祉施設です。
仕事の内容はそれぞれの施設で特徴があって、一人ひとりの興味や適性に合わせて仕事に取り組んでいます。
仕事に参加するために
どんな人にも得意、不得意なことがあります。
しかし作業所のみなさんは、工夫と適性を見極めることで、参加できる仕事の幅を広げています。
言葉の説明では伝わらなくても、簡単な文字の指示だけで作業が出来るようになった人、流れ作業が不得意でも、手紙のラベル貼りなどの細かい仕事をお願いすると正確にできる人など、さまざまです。
このように、仕事の仕方を工夫して、時間をかけながら仕事ができるようになるまで向き合い、必要な技術を習得していくため、彼らの仕事への思いは強いものとなっています。
また、仕事の成果がいろいろな人に届くことに喜びを感じていて、自分の仕事に誇りを持っています。
一人ひとりが職人
ミシンを使って布巾づくり
縫製作業中は、ミシンに僅かな風が吹くだけで糸が絡まってしまいます。
注意を払いながら繊細な作業をこなす長島清美さんは、「失敗してダメなものを作ったら売れなくなってしまう」と真剣な表情でミシンを操作します。
カフェで丁寧に接客
カフェでスコーンやクッキーなどのお菓子作りや接客の仕事をする大槻智美さん。
お客さんから「ありがとう」と言われることがとてもうれしく、日常生活でも人にやさしくする、言葉づかいを気をつけるなど、丁寧な接し方を意識しています。
こもれびの足湯の清掃
「気合い入れていこう」と周りの人に声をかけて盛り上げる村山大介さん。
「足湯を使う人のことを考えて掃除をするのが楽しい」と隅々まで磨きあげる鈴木慎一さん。
2人で協力して汚れを残すことなくきれいに仕上げます。
障がい者施設などで作った製品を販売
市役所で年に4回(6月、9月、12月、3月)販売しています。
ひとつひとつ手作りで、思いのこもった製品を手にとってみませんか。
とき
12月4日(月曜)から8日(金曜)まで
午前9時30分から午後4時まで
ところ
市役所1階ロビー
問合せ
障がい者支援課 電話042(346)9542