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第2部会 検討の記録(9)

更新日: 2007年(平成19年)10月3日  作成部署:企画政策部 政策課

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日時

平成19年8月8日(水曜)、午後7時15分~9時15分

検討テーマ

  • メンバーのたたき台について議論

配布資料

  • 前回の記録
  • 第二部会骨子に基づく条例素案解説1案
  • 第2部会のまとめ方070808案
  • 他部会の記録

検討の記録

■本日の議論の進め方

○第2部会のまとめ方070808案をベースに頭から1つずつ検討を進める。

○その際に第二部会骨子に基づく条例素案解説1案に関連する内容も見ていく。


1.市長の使命

(1)条例化による行政運営について

【起草の主旨】

·市長の役割の中で一番大事な内容を一条に「使命」という形で凝縮した。


(2)第二部会骨子に基づく条例素案解説1案との比較について

1 条例遵守について

【出された意見】

·市長が条例を遵守する規定が入っている。市長の役割と責務に入っているということは、特に市長は条例を遵守すべきという考え方を入れたかったのではないか。

·条例遵守は「誰が」すべきか?市長だけでいいのか?それとも、職員、議会、市民なども入れるべきか?

·条例遵守は「どこに入れる」べきか?

 ○前文に入れる。個別に入れるのではなく、総体的に入れた方が良い。

 ○条項に入れる。前文と違い法的拘束力がかかる。一般的な考え方を超えて特に規定することであれば条項に入れたほうが良い。

 ○条項でも市長だけにいれるのか?

【まとめ】

·次回、作成者の意向を確認して、再度議論する


2 市政の推進、柔軟な組織の形成

【出された意見】

·市長の役割として書くべき内容か?行政運営などで書けばいいのではないか。

·以前議論したマニフェストに代わる市長の行政運営上の姿勢を示すものとしてよいと思う。


3 リーダーシップの発揮

【出された意見】

·これは市長の役割と責務に入れておいて良いと思う。


2.市職員の役割と責務

(1)第二部会骨子に基づく条例素案解説1案との比較について

1 条例遵守について

【出された意見】

·市長が条例を遵守する規定が入っている。市長の役割と責務に入っているということ は、特に市長は条例を遵守すべきという考え方を入れたかったのではないか。

·条例遵守は「誰が」すべきか?市長だけでいいのか?それとも、職員、議会、市民なども入れるべきか?

○第二部会骨子に基づく条例素案解説1案について

【出された意見】

·市職員の条例遵守は入っていない。以前議論した職員の宣誓に関わるので入れておいた方がいいのではないか。

·職員の能力向上について入っているのが良い。

職員の能力向上のために、市長の役割として職員の職務環境づくりを入れることも必要 かもしれない。

【まとめ】

·内容は概ね良い。


3.行財政運営の基本方針

1 全体について

·項目が多いが、「市民主体の行政運営」、「計画的な行政運営」、「開かれた行政運 営」は1つにまとめてはどうか。

2 計画的な行政運営

·→議論の内容については5.長期総合計画を参照


4.長期総合計画

1 全体について

【出された意見】

(1)総合計画を議決事項にすることについて

【問題提起】

·総合計画を議決事項としてはどうか。

·行政の動かし方を決める場合にはまず計画があるべき。その計画を議会にかけて決めるべきではないか。

(現状)基本構想は議決事項になっている。

【出された意見】

○入れる

·議会は立法機関であり、本来は決めるべき立場であるはず。それの議会の決定を元に行政を運営するのが市長である。地方自治のあるべき姿を実現するためにも総合計画の議 決を入れたほうが良い。

·短期的な目の前のことだけでなく、長期的にまちの将来を考え判断するという意味で、総合計画を議決にすることは良いと思う。議会に責任を持ってもらうということにもな るので良いのではないか。

·議決事項にすることで計画の推進が高まることを期待する。

○入れない

·議会については、短期的な内容に対して判断することなら良いと思うが、総合計画は行政運営の長期的な方向性を規定するものであり、議会の判断に委ねるには問題があるのではないか。議会の政治的な道具にされないかが心配である。

·議会は市民の民意を反映したものといわれるが、本当にそうなっているか疑問である。

【まとめ】

·条文に入れる方向で進める。

·ただし、「入れない」という意見にあるような懸念材料もあることは考慮しておく。


(2)行政評価を前提とした計画とすること(数値目標を入れること)について

【問題提起】

·計画の進捗状況を把握するために行政評価が不可欠である。行政評価を前提とした計画とすべきではないか。

·また、行政評価として数値目標等を入れることを規定してはどうか。

【出された意見】

○数値目標を入れる

·数値目標の設定は、計画の作り方によって柔軟に対応できる。数値目標は入れてもいいのではないか。

○数値目標を入れない

·総合計画は長期の方向性を示すものである。その達成状況を見るために10年スパンの数値目標の設定は実務上難しいのではないか。条例として入れるのであれば責任を持って実現できるとする内容を入れるべき。従って、数値目標は入れないほうが良い。

○数値目標の実現性について

·例えば財政の場合、長期の収入や予算配分の見通しが立てづらいので指標化は難しいのではないか。(外部状況により予算のつき方が代わる)

【まとめ】

·結論は保留とする。


(3)市民参加による計画策定を規定することについて

【問題提起】

·市民参加による計画策定を入れてはどうか。

【まとめ】

·入れることは良い。

·しかし、市民参加による計画策定は第3部会で議論されていると思うので掲載方法は第3部会に委ねる。


(4)条例中心主義について

【出された意見】

·条例化を中心にした行政運営を追加してほしい。

·条例は議会を通ることから条例化に関する議論が公の場でできて民主性が高まる。(要綱や規則では行政内で決まってしまうので外部への透明性にかける)

·また、政策の妥当性向上が期待できるから。


5.情報公開等

【問題提起】

·個人情報保護、公益通報者の保護等、既存の法令で制度化されているものについては類似するものとして1条にまとめて書いているがどうか。

【出された意見】

 ○1条にまとめて書く方が良い

·条数が少なくなることで簡潔になり、わかりやすくなる。

·また、条例全体のバランスを考えると少ない条数で書く方が良い。

 ○別々の条に書いた方が良い

·情報公開など、国の法律より先駆けて何がまちのルールとして必要かを考えながら自治体が仕組みを作り、運用してきた経緯がある。こうした流れを考えて、国の制度だからといっても一まとめにしない方が良い。

·制度運用の考え方としては同じかもしれないが、個々の制度にはそれぞれ何のために進めるのかといった方向性があるはず。それを書く場合は別々に書いた方が良い。

·また、1つにまとめるのであればタイトルや本文の表現を内容と合うものに変えた方が良い。


6.法務(第2部会のまとめ方について)

(1)条例化による行政運営について

【問題提起】

·条例化を中心にした行政運営を追加してほしい。

·条例は議会を通ることから民主性や政策の妥当性の向上が期待できるから。

→「条例を中心とした行政運営」の議論については4.(4)を参照

【出された意見】

·この視点は大事な視点だと思う。しかし、入れるのは法務ではなく、行政運営の基本方針に関する部分で書くべきではないか。


(2)法務能力の強化について

【問題提起】

·職員や組織の法務能力を高める内容を追加してほしい。


(3)上書き権について

【問題提起】

·市民が設置しているMLで上書き権の話題がでている。この内容について法務に入れるべきか。

【出された意見】

·最近のトレンドとして法令に抵触しそうな厳しい内容でも自治体が適切と判断したものについては、自治体の条例で規定し、地域の実情にあった修正ができる動きが出てきている。これを「上書き権」と呼んだりする。

·上書き権は法務の積極的な運用の1つと考えられるが、実際運用する場合は行政の説明責任等、ハードルの高い問題もある。

·上書き権については、こういう考え方があるという例であり、今回の条例に必ずしも入れなければならないものではないと思う。


7.今後の進め方

【次回のテーマ】

・次回は8/22(水)19:00~

・残りの項目について検討する。


【宿題など】

·今回配布されたたたき台について、もう一度各自で目を通し、対案や追加項目など、気づいたことをメモにしてまとめてくる。

お問合せ先

〒187-8701 
小平市小川町2-1333 市役所3階

政策課政策担当

電話:042-346-9503

FAX:042-346-9513

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