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令和5年度第1回市民と市長のタウンミーティング

更新日: 2023年(令和5年)8月23日  作成部署:市民部 市民課

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場所

小川町1丁目地域センター

日時

令和5年7月8日(土曜)午前10時から11時30分

参加者数

11人

質疑応答

【市民】
同居している義母のデイサービスについて。1月に自分で歩ける状態で車に乗ってデイサービスに出かけた。途中で私に、義母の体調が悪くなったとデイサービスから連絡があり、出先だったので、戻ってから病院に行こうと病院に連絡をしておいた。再度、デイサービスに連絡をしたら、お昼ご飯を食べているから大丈夫だと言われ、夕方まで様子を見ることになった。しかし、帰宅時は車椅子に乗り歩けない状態となっていた。体調変化の連絡をもらった時点で、連れて帰り病院に行きたい、状態を詳しく知っている方に病院に連絡をして欲しいと、お願いをしたが、それはできないと言われた。意識があり、喋れたが帰宅後すぐに病院へ行き検査したところ、脳梗塞とわかり当日の23時に入院した。ケアマネージャーや看護師は申し訳ないという感じだったが、デイサービスはその後もこのような状況となった理由を言ってこない。現在義母は寝たきりだ。8年ぐらいそのデイサービスに行っているのに、歩けない状態となった時に電話1本もくれないのか。誰も気づかないのか。悲しい。地域包括支援センターにも問い合わせたが、ケアマネージャーとその看護師からは、謝罪のようなことはあったが、軽すぎる。地域包括支援センターの方にこの気持ちを受け止めてほしい。

【市長】
確かに昼の時点で、病院に連れていけたらという思いはとてもよくわかる。デイサービス等は忙しいとは思うが、何か対策が取れるのか確認する。

【市民】
私の住まいに接する道路について。家の北側の道路は60年ぐらい経過している。私道だが車がたくさん通るので、最近生活道路として認められ、維持管理費用を市が9割負担する対象になった。しかし、アスファルトの劣化の原因となる水が溜まり困っている。排水路はあるが、スローププレートが置かれているため、水が流れない。あちこちに状況を知らせる電話をしたところ、スローププレートを除去するようにという報道がされた。市報にも掲載された。しかし誰も撤去しない。宅地との接道部分に10センチの段差があるため、皆スローププレートを設置する。それをどうすればいいのか考えてほしい。設置は法律的には認められていない。市から皆さんに道路の保全、プレートの撤去を周知してほしい。

【市長】
スローププレートのことは、水が滞留し困るという声を聞く。一方で、それがないと段差で困るという声もあるが、これは違法だ。しかし罰則規定や強制力はないため、お願いするしかない。

【市民】
航空機騒音に関しての相談と提案。小平市で航空機騒音についてホームページで紹介され、そこに定期的な調査結果が掲載されている。この調査場所が健康福祉事務センターと小川町1丁目地域センターの2か所だが、調査場所を別の場所に変えた方がよいということを提案する。現在航空機は立川基地のヘリコプターが東西方向へ、南から北に入間基地に行く自衛隊の航空機の航路の2種類ある。この2種類の航路が交差する場所で騒音の調査をするのが、実態に即した場所だと思われる。この場所は私の自宅のすぐ近くで、私はこの数年テレワークをしている。航空機は数分ごとに交差して飛んでおり、航空機(飛行機)の方が上空でヘリコプターが下の方を飛ぶためにヘリコプターの騒音が激しくなっていると感じている。調査する場所はちょうど青梅街道沿いの温浴施設の南側の消防団の詰所あたりがよいかと思う。春先だと窓を開けて仕事やオンライン会議をするが、うるさくて会議どころではない。把握はしていると思うが、実態に即した調査をしてほしい。

【市長】
確かに航空機が立川基地や入間基地に行く航路になっている。担当に伝える。

【市民】
彫刻家だった父は2011年に101歳で亡くなったが長野県東御市のアトリエに400点ほどの作品がある。その処分に困っており、小平市役所の職員の方に寄付できないかと話したら、平櫛田中さんや斎藤素巖さんの作品が多いので、新規での受け入れは非常に難しいと言われた。そこで市長に直接、ご相談したいと思い来た。元々、豊島区に約70年間住んでおり、池袋の西口公園など、豊島区に13、長野県に30点ほど作品が置いてある。他の公共施設に置かれておらず、室内に置くことも可能な作品もある。小平の新しい施設などに検討してほしい。

【市長】
彫刻を保管することはとても難しい。寄贈していただいても適正管理が難しい。お気持ちは大変ありがたいが、責任をもってお受けすることができないのが現状だ。彫刻のみならず絵画なども寄贈したいというお話はたくさんいただくが、どれもお断りをしている。公共施設はたくさんあるが、不特定多数の方が利用するので適正な管理が難しい。美術品である以上、美術館では保全に気を使っている。斎藤素巖先生のグリーンロードにおいてある彫刻もボランティアの方が 年に2、3回管理してくださっている。申し訳ない。

【市民】
自分は精神障がい者だ。憲法第25条では健康で文化的な、生活を営むことができると書かれ、それが保障されている。しかし小平市で最低限の健康的な生活を営むことができない。そこで3つお願いがある。1番目は、健康福祉部は命助けをするところなので、最大限それができるようにしてほしい。2番目に小平市は国立精神神経医療研究センターがあり、地域特性があるにもかかわらず、小平市は精神病について強い関心を持ってこなかった。自分の病気を理解してもらうためにはたくさん説明しなくてはならないので職員は勉強してほしい。3番目は散歩や入浴、歯磨きなどが具合が悪くてできない。市民の生存権を守り、ちゃんと生きられるようにしてほしい。

【市長】
担当に伝える。

【市民】
市長からの前段のお話で、チャットGPTやドローン、クラウドファンディングのお話が出るとは思わなかった。是非とも全国で最先端のことを、進めてほしい。50年後の学校の統合も進めてほしい。お話は人口減少が前提のようだが、市長として人口を増やす方向、増える方向についてお聞きしたい。

【市長】
数字的に減っていくのでその方向で計画は立てているが、手をこまねいているだけではない。できるだけ小平市を選んで住んでもらうため、積極的に事業を実施していきたい。公共施設マネジメントは50年後に人口が5万人減ると想定して計画を立てた。しかし現在、過去の人口推計では人口減少し始めている時期のはずだが、実際は微増しており、計画が少し後ろ倒しになっている。決めた計画は固定のものでなく、人口動態に合わせ考えていく予定だ。人口減少については、女性が働きやすい社会にすることが重要だと思っている。現状、産み育ての労力の比重が女性に大きくかかっており、1人目の子どもを持つことも躊躇してしまう。1人目を産んだが大変だから、2人目、3人目は考えられないと思っている方もいるので、中長期的にまずは保育園の問題を解消した。一昨年が待機児童80人、昨年は4人、今年は0人になった。今後は保育園の入園条件を緩和しながら、様々な方が子育てで利用できるように考えていきたい。また、0歳1歳2歳児の居場所の確保も必要だと思う。今までは市民の半分ぐらいの子どもが幼稚園を利用し、3歳までは自宅、という考え方が主流だった。しかし0歳1歳2歳児を抱えている母親は孤立化しやすいので、児童館以外の遊び場、広場という考え方で、地域センターに0歳1歳2歳児の居場所を併設し、ミニ児童館のような雰囲気を作り、0歳1歳2歳児の子どものいる方も不安なく、子育てができるように取り組んでいる。

【市民】
東西交通について。私の住んでいる地域では小平がふるさとというイメージが持ちづらい。なぜなら買い物は立川や国分寺へ行き、市役所近辺に行くときの公共交通機関は、1回JR中央線に出てから西武多摩湖線で市役所へ行くことになる。図書館や中央公民館は使うが、今後車を使用しなくなり、既存の公共交通での移動も難しくなった時が不安だ。コミュニティバス等は西部地区では進んでいない。新しい道路もできたので、今後の見通しをお尋ねしたい。

【市長】
公共交通マップをご覧いただきたい。小平の構想としてコミュニティバスのほか青梅街道、多摩湖線で小平を4つの地域に分け、3つの地域でコミュニティタクシーを走らせている。南西部地域についてコミュニティタクシーの実証運行をしたが、コミュニティタクシーの運行に向かないエリアだということがわかった。今後は、デマンド型交通という手法で、公共交通を導入してみようという計画の検討がスタートした。デマンド型交通とは、スマートフォン等で予約し、時間が合ったら、呼ぶ方式のことだ。スマートフォンではアプリを使うので、お年寄りに向くかどうか心配だが、検討している。

【市民】
小中学校における特別支援教育について、お願いと提案がある。ディスレクシアは学習障がいの1つで、日本語では「読み書き障がい」と言われている。私の子どももそうだ。発達障がいの中に学習障がいがあり、文科省の定義として、読み、書き、聞く、話す、推論する、計算することに困難があることをいう。しかし知的に遅れはないということが前提だ。文部科学省の大規模な調査では、通常学級の生徒のうち3.5%が該当するようだ。35人学級で1クラスに1人はいることになる。小平市内の小中学生は1万400~600人ぐらいだ。そうするとこの障がいを持つお子さんは500人以上いるということになるが、我が子の経験を通してみても、読み書きに困難を持っている子はあまりいないというのが現場の認識のようだ。この「読み書き障がい」は、他の発達障がいと比べると、気づかれにくい障がいと言われる。初等中等教育は、読み書きが前提なので全ての科目において、学業不振になり、最終的に、自己肯定感が下がり不登校に。市内に500人はいるであろうディスレクシアの子どもを見つけ出し、支援につなげていただきたい。
また、特別支援教育の推進委員会に参加し、重点事業にも取り上げられたがスピーディーに動いていない。まず、気付くことが大切だ。この学習障がいは全員対象の就学前検査時には症状が出ず、学齢期に入って初めてわかる。小学校に入りひらがなを学んだ1年生の終わりから2年生にかけての全児童を対象にチェックをし、可能性のある子に対して支援をするべきだ。トレーニング方法も確立され、アプリもある。今は音声教科書、音声教材も使える。ICTを活用し、子どもの読書活動やテストなど合理的配慮をしてほしい。小学校では配慮されたが、中学校に進学する際に一切配慮ができないと言われた。また、教員のスキルにもよると言われた。そのため公立中学校への進学を断念した。
啓発活動もしてほしい。先日、練馬区でシンポジウムがあり、第1回目が500人を超す大盛況ということで2回目が開催された。私たちは先生方の状況も知っており、先生方の働き方改革に対してプラスになると思うので、私たち保護者を活用し、その声を聞く場を設けてほしい。例えば図書館などでシンポジウムが開催されれば私も協力をしたい。しかし息子は、小平市は変わらないという。それはすごく悲しい。ぜひ、小平市で育った子どもが、ここで育ってよかった、学んでよかった、と思えるような環境を作ってほしい。

【市長】
お子さんから、小平市は変わらない、と言われてしまうと、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。私の親戚にもディスレクシアの子どもがいる。母親から聞くと、学校での読み書きで非常に苦労していると言われたが、元気で普通に話し、私の子どもと遊んでも、差は感じなかった。しかし学校で先生たちが、ディスレクシアに理解があるかというと先生のパーソナルな部分、力量にかかってしまう。そこは教育委員会として、先生たちの個々のレベルアップは必要だ。ただ、GIGAスクール構想が推進されてタブレットが手元に来たことは、お子さんにとっては少し前進だ。先生の対応の切り替えができてないのか、体制が切り替えできていないのか確認しながら進めていきたい。

【市民】
誤解があるといけないが、先生方は非常に努力してくれている。ICTを活用するため、市がお金を出しICT支援員を適切に配置してほしい。ICTをどうやったら有効に使えるか、という部分をつなぐ人材を教員以外で確保してほしい。保護者として学んできたので、協力できる部分があると思う。

【市長】
ICT支援員は機器の接続や使い方の部分で補助金が出されている。障がいのある方がどうやって活用できるかということはソフトの部分だ。課題として受け止めたい。

【市民】
市長になられた時に、重点項目の1つとして、市役所の男女共同参画を進め全体に広げるということがあった。小平市役所の現状はどうなっているか。また、提案もしたい。

【市長】
女性の管理職を増やしていこうとしている。部長も増え、教育長も女性になった。徐々に増やしていく。また女性職員と懇談もしている。今抱えている課題などのヒアリングをしたり、意識改革にも取り組んでいる。

【市民】
ある会社ではトライアル期間を設け、管理職に二の足を踏む人を後押しする取組をしているようだ。それで様子を見て、できそうだったら継続し、大変だと思ったら、元の立場に戻るという制度だ。

【市長】
面白い取組だ。公務員でできるか、庁内で検討してみたい。

【市民】
食の安全について。地場野菜の安全だが、PFAS(有機フッ素化合物の総称。一部の種類はがんなどのリスクを高めるとして製造や輸入が禁止されている。)が多摩地域の水道水で検出されており、今は国の暫定値を超えていないが安全とは言い切れない。この様な中で地場野菜に対して全くPFASの測定がされてない。給食に地場野菜を取り入れていること自体はいいことだと思うが、PFASの問題が出てからはこれでいいのかと思っている。私の子どもが通っている学校で40人にPFASについて質問したところ、知っている人は2人しかいなかった。大阪の井戸水で育った野菜を食べた人は血中にPFASが含まれていたということもわかっている。作物だけでも体内に十分入る。しかも、生物濃縮の可能性がある。1回だけの散水ならいいが、毎日PFASの含まれた水を散水したら土壌や作物に濃縮されるのではないか。市に土壌調査をお願いしたら、国、東京都が動かないと調査はしないとのこと。沖縄県ではPFASの問題が出て独自で土壌調査をしている。調査してほしい。

【市長】
確認だが、野菜からPFASが検出されたというのは、報道番組からの情報か。

【市民】
いろいろなところで取り上げられている。

【市長】
特定の報道番組でしかこの野菜の危険性については取り上げていない。しかもこの件は大阪で、多摩地域とかなり違う状況で、しかも井戸水を使って野菜を育てているというめったに見られない話を取り上げている。私は農家だが、この番組の取り上げ方はいかがなものかと思っている。井戸水を使うところはハウス栽培などではあるが、基本はお天道様と雨で野菜などの作物は育つ。PFASが問題であることは受け止めている。しかし、だから野菜は危ないという考えは疑問だ。また、調査が必要と言われても、安全性に対する基準がないので調査してもどの数字だったら安全なのか、そうではないのかは一概に判断できない。もちろん調査にはお金がかかる。根拠に基づいて調査をしなければならない。報道番組のかなり特殊な野菜を調査した数字を根拠に、小平市の野菜も危険だと言われてしまうのは農家としても厳しい。

【市民】
お金を使うことについては確かにそうだが、水俣病も認定されるまで何年も垂れ流していた。調査して何も検出されないのであれば、安心を買うことになるのでいいのではないかと個人的には思っている。

【市長】
市のホームページに、検査結果を継続的に表示している。

【市民】
小平でも井戸を使いビニールハウスで野菜を作っている農家はある。

【市民】
井戸は、一時期問題があった時、全部封鎖したはずだ。

【市長】
東京都が水道水に混ぜる井戸水を閉鎖したことがある。

【市民】
今日、ちょうど住所変更するため市役所へ行き、タウンミーティングのポスターを見てきた。小平駅にルネこだいらという文化施設がある。花小金井駅には公民館などはあるが、文化的な取組があまりない。今後の文化的な取組方針について聞きたい。

【市長】
ルネこだいらのような文化施設を花小金井駅に整備することは難しい。しかし、お祭りなども徐々に復活しており、小平には鈴木ばやしという江戸時代から伝わる郷土芸能があり、子どもたちを育成しながら、地域の無形民俗文化財として行っている。こうした古くからの文化も盛り立てていきたい。

【市民】
青梅街道を通るバスの本数に関して。主要な街道にしては、バスの本数が少ない。これに対して、検討事項や対策事項はあるか。

【市長】
青梅街道を走っている梅70という都バスのことではないか。運行は東京都だ。東京都はこの路線が赤字路線なので廃止したいとのことだったが、市民の足なので運行してほしいと沿線地域の自治体で要望したことによって走っている。この沿線地域の自治体で都バス運行のための負担金を出している。こういう状況のため本数を増やすことは難しい。以前は西東京市から通っていたが撤退し、小平市がスタート地点となっている。

【市民】
西武バスはどうか。

【市長】
西武バスも確かに走っているが、民間のバス会社に本数を増やして欲しいと具体的にはお願いしていない。ご意見としてお伝えしていきたい。

【市民】
私は上水南町に住んでいるが、生活は小金井市民の感覚だ。原因は交通だ。小平市内(注:市役所周辺)に隈研吾さんの素敵な施設ができるようだが、車の免許返納後、あのエリアにどうやって行くのか。バスのアンケートもあったようだが見たことがない。公共交通に関して、忘れられているのではないか。また、上水南公民館が最寄りだが老朽化している。子どもたちが勉強する場所がない。上水南町の地域の子どもたちは、小金井市の貫井北センターで勉強している。今後の計画に盛り込んでほしい。

【市長】
玉川上水の南側の方は小平市からの恩恵が足りてないとご意見をいただいている。決して忘れてはいない。

お問合せ先

〒187-8701 
小平市小川町2-1333 市役所1階

市民課市民相談担当

電話:042-346-9508

FAX:042-346-9550

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