市報こだいら：2023年6月5日号 1面（抜粋記事）

市報こだいら1面の記事を抜粋して掲載します。

気づいていますか　無意識の思い込み

思い込みは誰にでもあります。
その思い込みが周囲への気遣いや思いやりにつながる一方で、無意識に思い込み、決めつけることで、傷ついたり不快な気持ちになる人もいるかもしれません。
自身の思い込みや決めつけと向き合い、考えを見直すきっかけとしてみませんか。

問合せ
市民協働・男女参画推進課　電話042（346）9618

無意識の思い込み（アンコンシャス・バイアス）とは

無意識の思い込み（アンコンシャス・バイアス）とは、無意識のうちに、これが当然、普通はこうだ、といった思い込みを持ち、その考えを相手にも押し付けたり、だからこうに違いないと決めつけたりすることです。
特に日本では、男だから、女だからといった性別での役割に無意識な固定観念が強く、社会的な評価や扱いが平等でないジェンダーバイアスが数多く存在しています。
男女共同参画社会を実現するにあたって、こうした思い込みが障壁となっています。

無意識の思い込みを知ろう

職場編

• 男性なら残業や休日出勤は当たり前
  • 男性が育児や介護休暇をとると、妻、パートナーの役割では、と思う
• 育児中の女性は重要な仕事を担当すべきではない
• 単身赴任中と聞くと、父親を思い浮かべる
• 交通整理の誘導員は男性、保育士は女性など職業による性別のイメージがある

学校編

• 女性に理系の進路は向いていない

他にも

• 若い人はパソコンが得意、高齢者は苦手
• 異性を好きになることは当たり前
• 見た目が外国人だと日本語が話せない

家庭編

• 男は仕事、女は家庭を優先すべき
• 男性は結婚して家庭を持って一人前
• 共働きで子どもの具合が悪くなった時、母親が看病すべき

地域編

• 自治会長は男性の方がよい
• PTAは女性が参画するべき
• 世帯主と聞くと、男性を思い浮かべる

無意識の思い込みはだれにでもあり、気づきが大切

上記の思い込みが悪いことではありません。
しかし、それを当たり前と決めつけることで、悪気がなくても、知らず知らずのうちに相手を傷つけたり、不快な思いをさせてしまうかもしれません。
また、性別や属性で任せる仕事を決めることで、相手の成長やキャリアに影響を及ぼすことも考えられます。
まずは、自分自身の思い込みに気づくことが大切です。

気を付けたいこと

• 普通はこうだ、どうせ無理だ、こうあるべきだと決めつけないようにする
• 相手の表情や態度の変化に注目する
• 自分の常識が当たり前ではない、という意識を持つ
• 言葉にしたり、行動に移したりする前にひと呼吸おいて考える

小平市の取り組み
小平アクティブプラン21（第四次小平市男女共同参画推進計画）

令和4年3月に、第四次小平市男女共同参画推進計画を策定しました。
固定的役割分担意識、無意識の思い込みの解消を重点項目とし、積極的に取り組んでいきます。
具体的な取り組みなどは、小平アクティブプラン21をご覧ください。
冊子は、市政資料コーナー（市役所1階）、図書館（分室を除く）などのほか、小平市ホームページでもご覧になれます。

男女共同参画について知りたい方

男女共同参画広報誌　ひらく

公募の市民が企画・編集した広報誌です。
市内の公共施設などにあるほか、小平市ホームページでもご覧になれます。
51号では、アンコンシャス・バイアスを特集しています。

小平市男女共同参画センター　ひらく

男女共同参画に関する図書や資料があり、読書や打ち合わせなど、個人・団体が無料で利用できます。
市内・外の男女共同参画のイベント情報もあります。

ところ
小平元気村おがわ東内（小川東町4－2－1）

問合せ
小平市男女共同参画センターひらく　電話042（348）2112

6月23日（金曜）～29日（木曜） 男女共同参画週間

「無くそう思い込み、守ろう個性　みんなでつくる、みんなの未来」をキャッチフレーズに、啓発を行います。

• パネル展示

無意識の思い込み（アンコンシャス・バイアス）のチェックシートを展示します。

とき
6月12日（月曜）～30日（金曜）

ところ
市役所1階ロビー、小平市男女共同参画センターひらく
(注)　市役所正面入口には、懸垂幕も掲示します。

関連リンク

2023年6月5日号 2面

2023年6月5日号 目次

市報音声版「声のたより」

市報こだいら電子書籍（デジタルブック）