平成18年度 第1回市民の会議・会議の要旨(1)
更新日:
2007年(平成19年)9月27日
作成部署:企画政策部 政策課
議事要旨
1. 全体会
A. 作業グループメンバーの報告
代表
- 本日、市民の会議に先立ち、午後6時から、代表が司会進行役となり、作業グループ希望者による会議を行なったので報告する。
- 起草グループ6名で発足。リーダー、サブリーダーを決定した。
- 広報グループは希望者が4名集まったが、「企画(PI)」も含めた広報を考えるべきではないか、という意見が出された。
- その結果、「広報」と「企画(PI)」の考え方について運営委員会で再検討することとなった。
B. 運営委員会の構成メンバーについて報告
代表
- 運営委員会の構成メンバーは、代表3名、部会長3名に加え「会則10(1)運営委員会は、代表、部会長と運営委員会が必要と認めた会員で構成します。」により、副部会長、作業グループリーダーおよびサブリーダーを運営委員会の指名とし、構成する。
- 本日、第2部会の部会長、副部会長が決定をもって、世話人会を解散し運営委員会を発足する。
2.部会討議
テーマ
a. どんな小平市にしたいか?(参加の動機も含めて)
b.「自治基本条例」とは? 自治基本条例に何を期待するか?
部会討議の内容(別掲)
3. 全体会
A. 第2部会の部会長、副部会長の挨拶
- 本日の第2部会で選出された、部会長、副部会長の紹介、挨拶を行なった。
B. 行財政再構築プラン(素案)の紹介
- 市行財政再構築方針検討委員でもあるメンバーより、自治基本条例づくりの参考になる旨の紹介と、パブリックコメントへの協力依頼があった。
C. 連絡事項
代表
a. 広報グループの追加希望者がでた旨の報告
- 広報チームに3名希望者が追加された。そのうち1名は、広報と企画(PI)の機能をあわせた作業グループであることを条件に希望している。
b.運営委員会の運営方針および代表の役割について提案
- 1月19日全体会資料では、「運営委員長は代表がなる」としているが、当面の間、運営委員長を置かず、会議のテーマ、シナリオ等を含め代表の合議制でリードすることとしたい。
- 3月までは、本会議開催日程の中間に運営委員会を開催することとしたい。
- 本会議(部会、全体会)の終了後は、毎回運営委員が必ず残り短時間の確認調整等を行う。
- 部会長(副部会長)は、部会の進行状況等を運営委員会に報告する。
- 作業グループのリーダー(サブリーダー)は、作業の計画、進行状況等を運営委員会に報告する。
- 代表は原則作業グループのメンバーとはならず、必要に応じて出席させていただく。
- 全体会の司会進行は代表が回り持ちで行う。
- 代表の部会原籍は、1月19日会議での修正メンバーリスト(修正後)の通りとするが、必要に応じ適宜他の部会にも参加する。
(承認された)
会則の改正
代表
- 本日、締結した協定により、市民の会議と市は対等の関係であるのに、市民の会議の事務局が市の中にあるのはおかしい、と誤解をされかねない。
- 協定と会則の整合性を図るための会則14条の改正について提案する。
- 会則11(1)に基づき、多数決により出席者の3分の2以上の賛成が得られれば改正する。
改正前
「14 事務局は、小平市企画政策部自治基本条例担当に置きます。」
改正案
「14 会は、連絡等のため事務局を置きます。」
メンバー
- この改正の発議は事務局からのものである。
- 市民の会議で皆が時間をかけて作った会則なのに、行政から「すわりが悪い」という理由で簡単に改正するのは問題ではないか。
- 中身が何ら変わらないのに文言だけ変えるのは、この条例づくりの理念に合わないと思う。
メンバー
- 実態が同じならその事実を隠すことになるので反対である。
- 事務局がどこにあるのか、会則を見てもわからず、市民に対して分かりにくい会になってしまう。
代表
- 市報やHPなどの広報においては、今まで通り、事務局を小平市企画政策部自治基本条例担当とし、連絡先も明記する。
(挙手による採決の結果、出席者37名のうち25名が改正に賛成し、出席者の3分の2を上回ったので改正が決定した。)
以上
【第1部会】
小平市自治基本条例市民の会議第1部会 検討の記録
第1回 市民の会議
平成19年2月3日(土曜) 午後7時40分~8時45分
検討テーマ
1. どんな小平市にしたいか
2. 「自治基本条例」とは? 自治基本条例に何を期待するか?
1. どんな小平市にしたいか
a. 誰もが住みやすいまちにしたい
- 全ての人々にやさしいまちにしたい。
- 子ども、若者、高齢者などいろいろな立場の人たち(特に弱い立場の人も)が生活しやすいまちにしたい。
- 健常者も障がいを持った人もともに住みやすいまちにしたい。
- 誰もが意見を言える(言いやすい)まちにしたい。
- 子どもが住みやすいまちにしたい。
- 子育て支援が充実したまちにしたい。
- 男女がともに能力を活かせるまちにしたい。
b. 人づきあいのあるまちにしたい(個人)
- 今の時代は市民ひとり一人の権利の主張が強くなりすぎていて、市民は逆に自分勝手になり、人の迷惑を考えない(ごみ出しのルールを守らない)。市民ひとり一人が各々の権利と義務を果たすまちづくりを進めたい。
- 互いの良さを認め合い、向こう三軒両隣のような近所づきあいができたり、あいさつが気軽にできるようなうるおいのある社会にしたい。
- 同じ小平市に住むものとして助け合いながら暮らせるまちにしたい。
c. ひとり一人が権利と義務を果たすまちにしたい
- 個人の自由と権利の意識について考えたい。
- 市民ひとり一人が小平市にもっと関心を持ってもらえるようになるといい。
d. 緑豊かな住みやすい(住宅地)まちにしたい
- 緑などの自然豊かなまちにしたい。
- 人・緑・生き物が共に生きるまちにして、野草や野鳥、魚にも「生命権」を与えたい。
- 安心して幸せに住みやすいまちにしたい。
- 緑などの小平市の自然環境を活かして「素敵ななごみタウン」をつくりたい。そして、市内で職・住・遊が全てできる複合タウンにして、一般的なベットタウンから脱却を図りたい。
2. 自治基本条例とは? 自治基本条例に何を期待するか?
a. 自治基本条例とは
- 生活に密着した条例だ。
- 自分たちのことは自分たちで決められるグランドルールだ。
- 小平市の憲法となるものだ。
- 小平市の独自性を引き出す考え方を示したい。
- 幸せな人生を過ごすために何を目標に生きるのかを求める「その一歩」となるようにしたい。
b. 「使える」条例にしたい
- 出来上がっておわりではなく、改訂ができ、進化する条例にしたい。
- 「見える化」による透明・参画の意思決定のしくみをつくりたい。
c. 今後の市政のあり方
- 小平市は小さい政府を目指す。
- 社会の動向に敏感な市政を目指す。
- 市民参加と情報公開を大切にしたい。
- 情報公開をし、市政の透明性を確保したい。
- 市議会の活性に関する考え方を位置付けたい。
- 不正防止の仕組みをつくりたい。
- 財政均衡(きんこう)
d. 今後の自治のあり方
- 地方分権時代における真の住民自治を目指す。成熟した市民であるために。
- 市民の立場から「公共」の位置付けを考えたい。
- 市民の直接的コントロールが市民自治である。
- 地方分権化が進みこれからは住民自治が重要になる。(垂直の関係から水平の関係へ、government(ガバメント)からgovernance(ガバナンス)へ)
- 「国」からの自立。
e. 条例にどんな内容を入れるべきか
- 条例の中に子どもに関する考え方を位置付けたい。
- 子どもたちの未来に夢が持てるよう、今の大人が責任を持って行動するための考え方を位置付けたい。
- コミュニティスクールに関する考え方を位置付けたい。
- 自然環境保全に関する考え方を位置付けたい。
- また今回条例づくりの中で、自然環境保全に関する現在の法令の関係整理や地権者の意見をきいて考え方を位置付けていきたい。
- 小平市で行う医療に独自性をもたせる考え方を位置付けたい。
- 情報公開センターを情報公開の核として図書館を位置付けたい。
f. 検討の進め方
- 検討課題を明確にする。
- わかりやすさとは本音と建前を近づけた表現にすること。
- 条例の制定を急ぐ必要はない。条例の内容の質を高めるために条例の策定に時間をかけ十分に議論したい。
- 市民が対等に話し合える場をつくりたい。