平成18年度 第1回市民の会議・会議の要旨(3)
更新日:
2007年(平成19年)9月27日
作成部署:企画政策部 政策課
【第3部会】
小平市自治基本条例市民の会議第3部会 検討の記録
第1回 市民の会議
平成19年2月3日(土曜) 午後7時40分~8時45分
検討テーマ
- どんな小平市にしたいか
- 「自治基本条例」とは? 自治基本条例に何を期待するか?
1. どんな小平市にしたいか
a. 「心」、「命」を大切にしたまちにしたい
- 「心の文化」のまちづくりをしたい。
- みんなが気持ちよく挨拶できるような人間関係のあるまちにしたい。
- 文明よりも文化を。
- いじめや自殺などが問題になっている。人間の生命尊重のまちづくりを。
b. だれもが暮らしやすいまちにしたい
- 福祉の充実を基本に進めるまちにしたい。
- 高齢者、障がい者、子どもが大切にされるまちづくりを進めたい。
- 積極的に参加しない人もサービスや豊かさを享受できるような、格差のない、どの人も暮らしやすいまちにしたい。
- 施設数など「箱モノ」ばかりを自慢せず、どれだけ多くの市民が有効利用できているかという視点で評価したい。
- 安全なまちにしたい。
c. 市政を市民にとって身近なものにしたい
- 大勢の市民が市政に関心を持ってほしい。
- 市民も、市職員もやる気を持ってほしい。
- 市民も自分達の負担を考えることが必要だ。
- 開かれた、透明度の高い行政を。
- 市民と行政が自由に意見を交換できる場を作りたい。
- 「官治集権」から「自治分権」へ。市民によるコントロールができるまち、市民が自ら決めることができるまちにしたい。
d. 地域の人材を有効活用できるまちにしたい
- 行政も市民も含めて「複合型モデル」を取り入れ活性化したい。
- 少子高齢化に対応した、地域で何かやりたい人がチャレンジできるまちにしたい。
- 団塊の世代など、地域の「教育力」を生かした協働的な教育のできるまちにしたい。
e. 自然環境を意識的に守っていきたい
- 農風景、自然の残る小平にしたい。
- 農の風景を残したい。
- 玉川上水とその緑道の保全管理を進めたい。
- グリーンロード(玉川上水、野火止用水)などの緑を守り自然豊かな小平にしたい。
- 身近な自然を教材にして、小平の自然の大切さを教育する必要がある。
- 小平市の「輪郭」を明確にしたい。
- 自然を守るために、市として、人口の上限を宣言するのはどうか。
2. 自治基本条例とは? 自治基本条例に何を期待するか?
a. 自治基本条例とは?
- 他の条例などの上にたつ、最高法規性を持つ条例だ。
- 憲法にある「地方自治の本旨」に基づいた条例ができるといい。
- 市政に対する市民の心構えを律することができればいい。
- 多くのひとが公共の問題に関心がない。自分の関わる小さな問題が市全体や世界とどう関係しているのか学ぶことが必要。
b. こんな条例にしたい
- 美文でない条例にしたい。実のある条例にしたい。
- 基本理念をわかりやすく説明した条例にしたい。
- 「行政基本条例」と位置づけ、市民と行政の関係だけ規定し、議会に関する内容は除いてもいいのではないか。
c. 市民と行政の関係
- 行政に注文できるシステムを保障する条例にしたい。
- 市民の意見や提案について、行政への反映度や反映状況が明示できる仕組みづくりをしたい。
- 行政と市民が信頼関係を持って行政が行われるための枠組みづくりをしたい。
- 市民による行政のコントロールを可能にしたい。
d. 行政では担えない問題に対する自治のあり方
- 皆で決めたルールを守れるしくみを考えたい。
- 行政による公教育では救えない子どもの心のケアにどう関われるかなど、行政では担えない部分を条例でどう踏み込むか考えたい。
- 複合的な行政システムなど、タテ割り行政では片付かない問題を解決できるしくみを考えたい。
e. 市民の「環境権」