トップ > 市政情報 > 市政全般 > 自治基本条例 > 第1部会 検討の記録 (3)

第1部会 検討の記録 (3)

更新日: 2007年(平成19年)10月3日  作成部署:企画政策部 政策課

  • ツイートする
  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

日時

平成19年6月4日(月曜)、午後7時00分~9時30分

検討テーマ

  • 議会についての検討

配布資料

  • なし

検討の記録

第2回で議会の問題を「議会のあり方」「議員のあり方」「市民と議会のあり方」の3つの視点で考えることが提案され、これに沿って検討した。


1.議会のあり方について

 1.討議の場とする・・・討議の場とは

  1.議員間の議論の場とする

   【問題提議】

  • 政党政治、イデオロギー、会派の中で、議員間の自由な討議は望めるのか。
  • それぞれの意見表明や賛成・反対の立場表明にしかならないのではないか。

   【議論】

  • そのようなことはない。議員間で議論が活発な議会もある。
  • そのようなところを見ると、議員間の議論がしやすい運営や場の設定(ソフトとハード)に工夫がされている。そのようにしたら可能だ。

   【条例を検討する視点】

  • 議会本来の討議の場として充実するため、討議するような空間配置(演説方式の空間配置を換える)と質問等の議会の運営方法を工夫する。
  • 特に全員協議会の持ち方を工夫する。

  2.議員と行政の議論の場にする

   【問題提議】

  • 今までのやり方とどう違うのか。
  • 何が変わるのか。

   【議論】

  • 議論の論点を明確にし、討論を活性化する。
  • 最近議会改革で取組まれていることである。

   【条例を検討する視点】

  • 国分寺などのように議会の運営を一問一答方式などの方法を工夫する

  3.専門性をもった議論の場にする。

   【問題提議】

  • そのためにはスタッフ強化をしないといけないが、可能か。

   【議論】

  • 決算・予算審査、政策能力を向上させる方策が必要。
  • 団塊の人々など専門性の高い元気な人が多い。これを活用すべき。
  • 市民の持つ専門能力を活用し、行政サポーターと合わせて議会サポーターを作るべきではないか。

   【条例を検討する視点】

  • 議会事務局の役割を充実させる。(事務局スタッフの強化)
  • 市民の参加で議会への補助スタッフの強化
  • 議会が市民ニーズに的確に応えた審議が可能なために市民参加の専門委員会を持つことが出来るようにする

 2.身近な議会・・・身近な議会とは

  1.休日夜間などの開催

   【問題提議】

  • 職員に人件費等財源負担の増大がある。幾つかの自治体で試みられたがやめているところ多い。
  • 市民に無関心(傍聴が少ないなど)の中でやって成功するか。

   【議論】

   (議論はでず)

  2.出張議会の開催

   【問題提議】

  • なにをテーマに行うか。
  • 目的が不明確だと上手くいかない。

   【議論】

   (議論はでず)


 3.公開性(開かれた議会)・・・公開性とは

  1.議会情報の提供・公開

   【問題提議】

  • 議会だより以外にどのような情報が提供されればよいのか

   【議論】

  • 会議の公開

   【条例を検討する視点】

  • 原則として会議は公開とする。

  2.議会運営の公開

   【問題提議】

  • 何が可能か。

   【議論】

  • 付託案件の審査以外の議会運営委員会なども公開している議会があり、議会運営の状態や課題が市民に判りやすくなっている

   【条例を検討する視点】

  • 現在市民に直接関係ないとして、非公開になっている上記議会運営委員会の公開。

  3.情報公開

   【問題提議】

  • 議会の情報公開条例のルールで何が不足なのか。

   【議論】

  • 委員会等の議論の内容が分からない。
  • そのため、議論の結果としての結論だけの情報になっている。

   【条例を検討する視点】

  • 議員に配布された資料、各会議の各討議を要約(参加議員がわかるようにして)して公表する。

2.議員に求めるもの

 1.議員定数

  【問題提議】

  • 民主主義の根幹からいえば、直接民主主義に近い定数が多いほうが適切。
  • 定数減というが、どれだけの定数なら適切かの理屈を組み立てねば通らない。
  • 定数減の本当の狙いはどこにあるのか。

  【議論】

  • 市の予算の中で、議会にどれだけ金が投入できるかの投資配分がある。議会にかかる金が多いような気がする。
  • 議員報酬総額を今のままで、定数増も考えられる。
  • 議会が主体的に考えるテーマで、市民の会議で考えても結論はでるか。

  【条例を検討する視点】

  • 原則として会議は公開とする。

 2.議員報酬

  【問題提議】

  • 報酬が高いという意見もあるが、その方が優秀な人材が集まるのではないか。
  • 報酬が安いと金持ちしか議員になれないのではないか、若い人が議員に立候補するのは報酬がある程度保障されているからではないか。

  【議論】

  • 報酬に見合う議員活動とは何かを、わたしたちが考える視点や基準が必要になっているのではないか。

 3.議員活動の質的向上・・・質的向上とは

  【問題提議】

  • 具体的にはどのようにしたら良いか。

  【議論】

  • 研修会などを行う。例えば、財政研究会などにより専門的知識を身につける。
  • 議員の自覚を高める。

  【条例を検討する視点】

  • 「議員の責務」という項目を設けて、「専門的知識や市民ニーズを的確に把握して、議員活動の質的向上を図る」などの記述をする。
  • 議員は全市的な視点から市のまちづくり議論に参加するように勤める。

 4.議員活動の評価方式

  【問題提議】

  • 何をどのように評価するのか。

  【議論】

  • 公職選挙法との関係で、問題も多い。
  • 議会活動だけが議員活動でなく、評価するにも実態把握が難しい。
  • 4年に1度の選挙で評価されているという考え方もできる。

 5.その他

 「議員活動が見える」ことを、何らかの形で触れられないか。


3.議会と市民

 1.請願・陳情

  【問題提議】

  • 市民の要望が届く取り扱い方。

  【議論】

  • 請願・陳情の市民からの説明の場を設置してほしい。既に都内では導入している自治体もある。

  【条例を検討する視点】

  • 請願・陳情者の声を聴く場を議会は設ける。

 2.半代表制であることの明確化

  【問題提議】

  • 議会は住民からまちづくりの全てを委任されている代表者ではない。
  • そのため、住民投票などで補完することが必要である。

  【議論】

  • 議員が選挙民から全て委任されているとして意思決定するところに選挙民との間に問題が発生する
  • 議会が半代表制だということを市民も議会人も知らないと思い、意識の普及が必要だ。
  • 何について選挙民は委任したのかを明らかにするため、より判りやすく具体的な政策(公約)を明らかにする必要がある。

  【条例を検討する視点】

  • 議員は自らの政策を明らかにするように努め、市民の理解を得なければならない。

 3.市民ニーズと議会

  【問題提議】

  • どのようにして市民ニーズを把握する場を考えたら良いか。

  【議論】

  • 議会開催の地域懇談会があっても良い。
  • もっと地域に入るべきだ。
  • 個別には行っているのではないか。
  • 個別だけでなく、幅広く意見を聞いて、総合的に議論が出来るようにするべきではないか。

  【条例を検討する視点】

  • 議会はまちづくり課題に対し、地域ごとに議員のミーテングや公聴会などを積極的に行う。

4.議会部分の取り扱い

  • 市民の会議として条例案に書けないことを、要望としてまとめ、議会に提案する。
  • 議会の自覚で議会基本条例を議会がつくることを提案す

お問合せ先

〒187-8701 
小平市小川町2-1333 市役所3階

政策課政策担当

電話:042-346-9503

FAX:042-346-9513

このページの情報は役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

よりよいコンテンツ作成のための参考とさせていただきます

検索したい文言を入力してください

ページトップに戻る