平成19年度 第15回市民の会議・会議の要旨
更新日:
2007年(平成19年)11月30日
作成部署:企画政策部 政策課
日時
平成19年11月17日(土曜) 午後1時~4時
会場
健康センター
参加者数
21人(欠席者35人)
傍聴者:なし
配付資料
・11月7日広報グループ会議議事要旨
・10月25日運営委員会議事要旨
・市民意見交換会などの全意見表
会議結果の概要(全体会)
1 PIの状況と主な意見の共有
○メンバーから出された意見
- 参加人数がいまひとつ少なく残念。しかし、出されている意見の内容は有意義なものが多い。
- PI第2弾が必要だ。市民意見交換会のような大々的なものではなく、フォーラムでもいい。市民や議員からもそのような意見が出されている。
- パブリックコメントのように、インターネットと紙媒体で意見をもらうこともできるし、対面(意見交換会やフォーラム)、また、関心のある人を随時、市民の会議に呼び込むこともしたい。
2.深く検討すべき論点選び
(1)今までに寄せられている意見の概要
1.自治基本条例の必要性について
2.自治基本条例に期待すること
3.骨子案について
4.自治基本条例の位置づけ
5.個別テーマに関すること
6.市民の会議について
7.条例づくりのプロセスについて
8.PI、広報について
(2)起草グループの提案項目について
○起草グループから
・12月中に、起草グループとして、以下の項目について、たたき台を全体会に提案する予定である。
1.「市民」の分類と権利義務の関係
2.条例の位置づけと見直し(複数案を想定)
3.国、都等との関係
(3)深く検討すべき論点について(PI意見整理表を見ながら議論した)
1.地域コミュニティ
2.条例の「必要性」の表現方法
3.小平市の自治基本条例の特色を基本原則、理念などで表現検討
4.定義(条文化の段階で検討)
5.市民の基本的な権利規定の是非
6.参加及び協働の具体化のレベル
7.市民投票制度の条文表現について
8.議会にどこまで踏み込むのか
9.市長等の「多選禁止」は必要か
10.自治推進委員会の設置の是非
3.報告事項
(1)広報Gからの報告
・11月26日(月)、武蔵野美術大学にて自主講座を実施。参加者を募った。その際、一新聞社の取材が入ることとなった。
(2)忘年会について・12月15日(土)の全体会終了後、忘年会を開催する。
会議結果の概要
議事録
今日の進め方(全体会)
1.PIの状況と主な意見の共有(60分)
2.深く検討すべき論点選び(90分)
3.報告事項など(30分)
(1)広報Gからの報告
(2)忘年会について
4.今後の進め方について意見交換(同日の運営委員会に持ち越された)
1.PIの状況と主な意見の共有)
○メンバーから出された意見
【市民意見交換会の感想】
- 「自治基本条例というテーマそのものや骨子案は難しく、意見が言えない」という声が多い。
- 「なぜ自治基本条例が必要なのか」「生活がどう変わるのか」といったことが上手く伝わっていない。
- 「前文」を期待する声が多い。
- 参加人数がいまひとつ少なく残念。
- しかし、出されている意見の内容は有意義なものが多い。
【骨子案の説明方法について】
- 自治基本条例は、そもそも法令であり実体のある「もの」ではないし、個別条例とも違う基本条例であるので、分かりにくいのは仕方ない。
- しかし、団体向け意見交換会では、突っ込んだ意見が出されたように、関心や知識の有無によって理解度は変わる。
- 一項ずつ解説するスタイルは、ある意味では失敗だったかもしれない。それよりも、新聞記事のように分かりやすく説明するスタイルで、重要なポイントに絞って説明する方法もあった。
【今後のPIプロセスについて】
- PI第2弾が必要だ。市民意見交換会のような大々的なものではなく、フォーラムでもいい。市民や議員からもそのような意見が出されている。
- 急いで固めないことも重要だ。
- 今回寄せられている意見にしっかり回答していくことが重要。
- 第2弾を考えるなら、対象によって場の作り方を変える工夫も必要だ。
- タイミングと方法の組み合わせが重要。
- パブリックコメントのように、インターネットと紙媒体で意見をもらうこともできるし、対面(意見交換会やフォーラム)、また、関心のある人を随時、市民の会議に呼び込むこともしたい。
2.深く検討すべき論点選び
(1)今までに寄せられている意見の概要
○コンサルタント
- 今までに行った8回の意見交換会およびメール、
ファックス、郵送、意見用紙で寄せられている意見を項目別に整理した。
- 11月3日のフォーラム(アンケート用紙含む)での意見は未整理である。
- 大きく整理して、8項目に分けた。
1.自治基本条例の必要性について
2.自治基本条例に期待すること
3.骨子案について
4.自治基本条例の位置づけ
5.個別テーマに関すること
6.市民の会議について
7.条例づくりのプロセスについて
8.PI、広報について
(2)起草グループの提案項目について
○起草グループから
・12月中に、起草グループとして、以下の項目について、たたき台を全体会に提案する予定である。
1.「市民」の分類と権利義務の関係
2.条例の位置づけと見直し(複数案を想定)
3.国、都等との関係
(3)深く検討すべき論点について
(PI意見整理表を見ながら議論した)
1.地域コミュニティ
・「地域コミュニティ」の定義について、「エリアとしての地域性」を必須条件とするかどうか、重要な問題がまだ残っているのではないか。
2.条例の「必要性」
- 意見交換会にて「必要性が分からない」という意見がいくつかでているが、これからも、わかりやすく説明していくことが大切。
- 最高規範性を持たせるのかどうか(=条例の位置づけ)に関連する問題である。起草グループの整理する予定の複数案をもとに全体会で議論することとする。
- また、前文でも必要性についての主旨を述べられるはずである。
3.小平市の自治基本条例の特色
- 前文に盛り込む以外にないのではないか。
- あるいは、流山市の市民案にあるように、「自治の基本原則」とは別に「まちづくりの指針」というような項目出しをする手もある。これは、長期総合計画の柱のような項目を並べたものである。
- まちの将来像についての姿勢をどこかに表現したい。たとえば「環境権」についてのエッセンスだけでも。流山市のような手法も積極的に検討したい。
- その場合、長期総合計画との調和、またどちらが優先するのかの整理が必要になる。
- 現在の長期総合計画を横眼で見ながら具体的に議論する必要がある。
- 「男女共同参画社会の実現」について、「参加と協働」の章に入っているのはおかしい。「自治の基本原則」に格上げしてもいい項目である。
- 以上を踏まえて、「条例の目的」「自治の基本原則」等について議論していく必要がある。
4.定義
・個々の規定内容に依るので、条文化の段階で起草グループと全体会で検討する。
5.市民の基本的な権利規定の是非
- フォーラムでも辻山先生から指摘があったとおりであるので、継続して検討すべき課題である。
6.参加及び協働
- 「障害者の参加」を特出しすべきとの意見が出されたが、どう対応するか?
- 特出しすることが、逆差別のように感じる。
- 「障害者」という言葉を使うと、意味が狭くなる。誰でも障害者になり得るし、年をとることで参加しにくくなることもある。それらを包含して「心身の状況を問わず」という表現にしている。
- まずは参加のルートを開いておくことが重要で、社会的弱者への支援や会議のプロセスの適切化などは、今後の課題として取っておいてもいいのではないか。
7.市民投票制度
- 分かりにくいという意見を多くもらっている。
- 用語として「常設型」や「諮問的」というのは一般的ではなく、条文化の段階では、具体的な内容を示す表現に書き換えていくこととする。
8.議会
- 議会について、自治基本条例の中でどの程度書き込むか。
9.市長等
- 市長の多選禁止について、盛り込んでほしいという意見がだされている。
- 小平市では4選以上の市長が今までいなかった。また、憲法違反という説もある。
- 今、小平市として、自治基本条例に盛り込まなければならない必要性を感じない。
- 「多選禁止」と盛り込むのではなく、市長は12年以内に実績を出すように努める、などとすることは考えられないか。
- 盛り込むかどうか、その理由も含めて、整理することが必要。
10.自治推進委員会の設置の是非
- 条例の運用をチェックする機能について、議会との二重性を整理する必要がある。
3.報告事項
(1)広報Gからの報告
- 会議記録をもとに報告。
- 11月26日(月)、武蔵野美術大学にて自主講座を実施。参加者を募った。
- その際、一新聞社の取材が入ることとなった。
(2)忘年会について
・12月15日(土)の全体会終了後、忘年会を開催する。