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市史編さんこぼれ話 No.5「箱根土地会社のグラウンドのこと」

更新日: 2010年(平成22年)1月18日  作成部署:教育委員会教育部 図書館

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現在の学園西町2丁目の16街区に、学園西地区分譲地造成の折(昭和初期)造成された、約100メートル四方を高さ4メートル程の土手に囲まれたグラウンドがあった。

 この土手は芝生を張った観客席になっていて、毎年10月15日には小平村青年団連合会に、第一、第二、第三小学校児童が参加して、秋空のもと運動会が盛大に行われた。青年団主体で百メートル走俵かつぎ、走り巾とび、槍なげ等が主な競技として行われ、フィナーレは小川、小川新田、野中、大沼田、五字等の部落対抗リレーが最高に盛り上がり、部落代表の選手は子供達の憧れの的だった。

 会場の外には数件の露店が出て「禅師丸」と言う甘柿の小枝を束ねて十個十銭で売っていたが、金がなくて誰でも買えるものでなかった。

 学園中央通りは多摩湖線小平学園駅の方からグラウンドの入口学園西町2-6-42付近で行き止まり、第一小学校からの参加者は西方から高い土手を乗り越えグラウンドに降りた。

 学園地区への転入者も多くなりあまり利用されなかったグラウンドを、昭和15年頃つぶして宅地を造成し分譲した。この時学園中央通りはグラウンド入口から現在の学園西町地域センターの前通りが西へ貫通されたと思う。学園西町2-12-28~33の宅地には、今もグラウンド南側の土手の傾斜の名残りが見られる。


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