小平市役所
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東京都国民健康保険運営方針に基づき、小平市国民健康保険財政健全化計画を策定しました。
平成30年度から、国民健康保険事業の広域化・効率化を推進するため、運営が都道府県化されました。小平市は東京都と一体となって国民健康保険に関する事務を行っています。
国民健康保険事業の運営は、市の特別会計として一般会計と別に行っていますが、収入(保険税など)は支出(医療費・保健事業費など)に対して不足しており、現在はその不足額を補てんするために、一般会計からの繰入れを行っている状況です。一般会計の財源は、国保加入者以外のかたからの税金を多く含んで構成されているため、負担の公平性が損なわれる状況となっています。
このような状況から、国保の財政運営主体である東京都から、一般会計からの不足額の補てん(赤字繰入)を計画的・段階的に解消・削減することが求められ、東京都国民健康保険運営方針に基づき、令和2年度を第1年次とする 「小平市国民健康保険財政健全化計画」 を策定しました。 今後は、この計画及び小平市国民健康保険データヘルス計画により財政健全化に向けたさまざまな取り組みを一層進めていきます。また、変更が必要な状況になりましたら、見直しを行い、東京都とともに変更計画を策定します。
小平市国民健康保険財政健全化変更計画(PDF 111.4KB)(令和6年2月)
解消・削減すべき赤字は、市町村の国民健康保険特別会計における「決算補填等目的の法定外一般会計繰入金の額」と「繰上充用金の増加額」の合計額とする。法定外一般会計繰入金のうち、決算補填等以外の目的のものは、解消・削減の対象から除外する。
解消・削減すべき赤字については、原則として早期に解消・削減を図ることが望ましいものであるが、決算補填等を目的とする法定外一般会計繰入金の大幅な削減を行った場合、急激な保険料(税)率引上げが必要となり、被保険者に大きな影響を与えることになる。したがって、区市町村それぞれの状況等を勘案し、医療費適正化や収納率向上の取組を進めるとともに、計画的に保険料(税)率の見直しを図る必要がある。
そのため、赤字区市町村については、「区市町村国保財政健全化計画」を策定し、計画的に赤字を解消するものとする。
赤字区市町村とは、平成28 年度決算に赤字(解消・削減すべき赤字をいう。以下同じ。)が発生した区市町村と平成29 年度に赤字の発生が見込まれる区市町村(補正等の実情も踏まえて判断)で、改革施行後の平成30 年度以降も継続して赤字の発生が見込まれる区市町村をいう。
東京都は、赤字区市町村とともに、解消・削減すべき赤字の要因分析や必要な対策の整理を行う。各区市町村は、分析結果を踏まえ、赤字解消の目標年次を定めた上で、健康づくりなどの保健事業や医療費適正化、収納率向上の取組、適正な保険料(税)率の設定等、赤字削減に向けた具体的な取組を計画に定め、実施していく。
都は、保険給付費の伸びを抑制するため、区市町村と共に、糖尿病性腎症重症化予防の取組や後発医薬品の普及について医師会等関係機関と連携して取組む等、都の役割を積極的に果たしていくほか、区市町村の取組状況を把握し、解消・削減すべき赤字の額、要因等の分析方法等、必要な助言を行っていく。