外来種(植物)について
更新日:
2023年(令和5年)5月19日
作成部署:環境部 水と緑と公園課
外来種とは
もともとその地域になく、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことを指します。
特定外来生物とは
生態系、人の生命や身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、または及ぼすおそれがあるものとして、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」により指定された生物のことを言います。特定外来生物に指定されると、飼育、栽培、保管、運搬、輸入、野外に放つこと、種をまくこと等が原則として規制され、さらに駆除を行うことになっています。
オオキンケイギク
特定外来生物に指定されています。
特徴
- 北アメリカ原産の多年草で、高さは30~70センチメートル。
- 5月頃から7月頃に道端や空き地などで直径5~7センチメートルほどの黄色い花を咲かせます。とても繁殖力が強く、在来の植物の生態系等に大きな影響を与えます。
駆除について
- ご自宅等の敷地において、飛んできた種子などから生えてしまっている場合は、除草をお願いします。
- 種子が付く前に駆除を行うか、もしくは種子を落とさないよう駆除を行ってください。
- 基本的に、生きたままの運搬が禁止されているため、根から抜いて天日にさらして枯らす、または、袋に入れて腐らせるなどの処置をした後に処分してください。
アメリカオニアザミ
特定外来生物には指定されていませんが、生態系被害防止外来種に指定されています。
特徴
- ヨーロッパ原産の多年草で高さ50~100センチメートル(それ以上になる株もある)。
- 種をつける繁殖時期は7月頃から10月頃で紅紫色の花を咲かせます。
- 繁殖力が強く、ほかの植物の生息環境を奪う危険性があります。
- 茎や葉、花などに硬く鋭いトゲをつけ、非常に危険です。
駆除について
- トゲが鋭いため、皮手袋や厚手のゴム手袋を着用し、草刈鎌等を使用して刈り取るか、スコップ等を使って周りの土ごと掘り返してください。
- 多年草であるため、株や根が残っていれば再生するため、その場合は再度の駆除をお願いします。
- 花が咲いているときに駆除した場合は、種子が飛散することもあるので、駆除後は、その場に放置せずに処分してください。
ナガミヒナゲシ
特定外来生物等には指定されていませんが、在来の植物の生態系等に大きな影響を与える恐れがあります。
- 触れると手がかぶれる等の症状が出る可能性があるため、駆除作業を行う際はゴム手袋などを着用してください。
- 種子が付く前に駆除を行うか、もしくは種子を落とさないよう駆除を行ってください。
- 花が咲いているときに駆除した場合は、種子が飛散することもあるので、駆除後はその場に放置せずに処分してください。
- 種子がこぼれると未熟な種子からでも発芽する場合があるため、駆除後も継続的に監視してください。
関連リンク
環境省 日本の外来種対策(外部リンク)
国立研究開発法人 国立環境研究所 侵入生物データベース(外部リンク)