小平第四小学校自閉症・情緒障がい特別支援学級について

　小平市教育委員会では、「小平市特別支援教育総合推進計画（第二期）前期計画」に基づき、特別な支援を必要とする児童の多様な学びの場を一層充実させるため、令和6年4月から小平第四小学校に自閉症・情緒障がい特別支援学級を開設し、指導開始します。

自閉症・情緒障がい特別支援学級とは

　知的障がいがなく、発達障がい等の特性により、通常の学級での活動等に参加することが難しい児童を対象とした学級です。児童はその学級に在籍し、毎日通い学習します。

指導の方針

　個別及び小集団での指導を基本とし、特性に応じた支援により、通常の学級に準じた各教科等の指導を行うとともに、他者との意思疎通、人間関係の形成に関する指導及び心身の調和的発達の基盤を培う「自立活動」による指導を行います。

　また、児童の自立を促し、社会への適応力を一層高められるよう、一人一人の児童の状況に応じて、通常の学級の児童との交流及び共同学習を行い、通常の学級へ学びの場を移すことも視野に入れた指導を行います。

入級の対象とする児童

　令和7年度以降の入級については、次に掲げる(1)～(3)の全て、又は(4)を満たす児童を対象とします。

　(1)知的障がいがなく、自閉症等又は情緒障がいの診断がある児童

　(注)学習障がい（LD）又は注意欠陥多動性障がい（ADHD）の診断のみの児童は

　対象としません。

　(2)合理的配慮などの支援があっても、日常的に通常の学級への適応が困難な児童

　(3)通常の学級における教育課程に基づいた各教科等の学習が可能な児童

　(4)その他、小平市教育委員会が入級を必要と認める児童

 通学区域

　小平市全域

通学方法

　徒歩、公共交通機関、通学バス（原則、第1学年から第3学年まで）

　(注)徒歩、公共交通機関での通学の場合、通学時の安全性を考慮し、原則として、保護者等に送迎のご協力をお願いします。

入級の時期

　4月

　(注)年度途中の自閉症・情緒障がい特別支援学級への入級はできません。

医師診察記録及び発達検査について

　入級の検討及び申込手続では、在籍校等においてお子様の実態を把握するため、医師診察記録及び発達検査の結果が必要となります。概ね1年半以内に発行された医師診察記録及び発達検査の結果がない場合は、あらかじめ療育機関やかかりつけ医等へ医師診察記録の依頼や発達検査の実施の相談をしてください。

　昨今、発達検査の実施及び結果の発行に数か月程度の時間を要する場合があるとのことから、療育機関やかかりつけ医等へ早めの相談をお勧めします。

　なお、発達検査等の結果は、入級のための申込手続に必要なだけでなく、通常の学級等におけるお子様に対する支援内容や方法の検討に有効です。

入級相談の流れ（令和7年度以降）

1　在籍校における相談

　まずは、在籍校の担任の先生や特別支援教育コーディネーターの先生等に相談してください。通常の学級と特別支援教室等においてアセスメント（実態把握）を行い、在籍校の校内委員会においてお子様の学びの場について検討されます。

2　小平市就学相談室に申込み

　在籍校と保護者の合意形成の上、本学級へ申込みをする方向性となりましたら、保護者の方が電話で就学相談室（042-346-9593）へ相談の申込みをしてください。入級の相談には、医師診察記録（市HPから所定書式をダウンロードできます）と発達検査の結果が必要となります。あらかじめ療育機関やかかりつけ医等へ医師診察記録の依頼や発達検査を行う準備を進めていただくとスムーズに相談していただけます。

　その後、必要書類等の説明及び就学相談員との面談日について日程を調整します。

　申込期間：4月から8月末まで

3　就学相談員と面談

　当日は、お子様と保護者に下記就学相談室にお越しいただき、就学相談票などの必要資料等をもとに、お子様の特性や保護者の願い等をお伺いします。

4　就学支援委員会の開催

　当日は、お子様と保護者に委員会会場にお越しいただき、教育学、医学、心理学等の専門家等により、資料や行動観察等をもとに、お子様の可能性を伸ばし、社会参加や自立に向けて望ましい学びの場についての検討を行います。

5　入級の決定

　就学支援委員会の後、速やかに就学相談員が結果を電話でお知らせします。ご希望と異なる結果になった場合は、継続して相談できます。

パンフレットのダウンロード

　入級相談パンフレット（PDF 235.3KB）

教室の改修工事が完了しました