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市報こだいら:2019年1月1日号 4面(抜粋記事)

更新日: 2019年(平成31年)1月1日  作成部署:企画政策部 秘書広報課

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市報こだいら4面の記事を抜粋して掲載します。

市報は5日・20日(1月と10月は1日・20日)に発行します。
すべての世帯のポストに直接配布するほか、市の施設、市内と市境にある駅・郵便局・スーパーマーケットなどでも配布します。
また、小平市ホームページにも掲載しています。
市報が届かない場合などは、株式会社小平広告(電話0120(944)900)へご連絡ください(月曜から金曜日午前9時から午後5時まで)。 

2020年以降の小平のまちづくりのために 東京2020オリンピック・パラリンピック 小平市民プロジェクト

1964年の東京オリンピック・パラリンピックでは、大会開催に合わせて首都高速道路や絵の案内表示(ピクトグラム)などが作られ、私たちは今日もそのレガシー(遺産)の恩恵を受けています。
現在、全国各地で東京2020オリンピック・パラリンピック(東京2020大会)に向けたイベントや活動が行われ、これらを大会後のまちづくりにつなげていく取り組みが広がっています。
小平でも、東京2020大会に向けた取り組みをきっかけに、大会後のまちづくりのために市と市民が連携・協働して活動する体制ができ上がりました。

小平市民プロジェクトができるまで

オリンピック・パラリンピックへの取り組みは、小平の今後のまちづくりにつながる。
この思いを持つ市民が集まり、小平市民プロジェクトが始まりました。

きっかけは東京2020に向けた市民ミーティング イン 小平

平昌(ピョン チャン)2018大会開催期間中の昨年2月に、市では東京2020大会に向けた講演会とワークショップを行いました。
講演会には、モントリオール五輪女子バレーボール金メダリストの吉田昌子さん、世界体操メダリスト村上茉愛選手の母の村上英子さん、パラ卓球日本代表の佐藤泰巳さんをゲストに迎えました。
ゲストからは、「東京2020大会は、まちづくりのチャンスでもある」「市民の参画で、他人事から自分事へ転換されて、有意義な取り組みが生まれる」という意見がありました。
またワークショップでは、東京2020大会を通して行うまちづくりのために、文化・共生社会・おもてなしの3つのテーマについて、各分野の有識者を招いて学び、2日間に渡り話し合いました。
その結果、参加者の知識・経験から生まれた多くのアイデアを実現するために、組織を作ることを目指すようになりました。

継続した活動にするために

5月以降、「東京2020に向けた市民ミーティング イン 小平」の参加者を中心として、市が組織づくりのための対話の場をつくりました。
この場では、国連で採択された、持続可能な開発目標や、スポーツを文化、教育と融合するというオリンピック・パラリンピックの理念なども学びました。
また、みんなが共有できる目的づくり、組織を立ち上げるための運営方法や広報手段、連携相手、今後の取り組み内容など、活動を継続するために大切なことについて時間をかけて検討を重ねました。
こうして平成30年8月、これまで話し合ってきたみんなの思いを一つにして、東京2020オリンピック・パラリンピック小平市民プロジェクトが立ちあがりました。

ワークショップでは、学生や主婦、会社員、障がいを持つ方などさまざまな方が参加しました。
出し合った知識をまとめて、小平のまちづくりに生かせるアイデアを発表しました。

小平市民プロジェクトの活動

たくさんの人が参加できる活動を目指して

小平市民プロジェクトでは、さまざまな視点で活動を進めるために、目的を作りました。
東京2020オリンピック・パラリンピックをきっかけに、世代・地域・国籍・文化の違い、障がいの有無を超えて、人と人がつながり、認め合い、感動体験を共有することで、未来にわたって「みんなの思いを包み込むまち小平」をつくる。
この目的の下で、まちづくりにたくさんの人が参加して、さまざまな思いを実現するために、多くの人が関われる機会を作っています。
その一つが、東京2020大会を盛り上げていく活動。もう一つが今後のまちづくりを見据えた活動です。

東京2020大会を盛り上げていく活動

小平市民プロジェクトでは、市民まつりや国際交流フェスティバルなどにブースを出展しました。
東京2020大会を楽しんでもらうためのクイズや東京2020大会にたくさんの市民が参加できるよう、今後の活動に向けたアイデアを聞くアンケートを行ってきました。
また、昨年12月に中央公民館で行われたみんなでつくる音楽祭イン小平では、東京五輪音頭2020を観客の皆さんと踊りました。
今後も東京2020大会に多くの人が参加できるような取り組みを行っていきます。

2020年以降のまちづくりのための活動

今後は、将来のまちづくりのための活動として「スポーツ」「文化・芸術」「環境」の3分野から取り組みを行っていきます。 
スポーツ分野では、パラリンピック競技のボッチャで誰でも楽しめる交流を行うなど、運動を通してさまざまな人が一緒に取り組める環境づくりを考えています。
文化・芸術分野では、小平の文化を国内や国外の方々に発信していくことを考えています。
環境分野では、ごみ拾いを競技にして楽しむ活動など、地域の人と一緒に取り組める活動を考えています。
小平市民プロジェクトでは、これらの活動の実現に向けて定期的に集まり、アイデアを出し合って検討を重ねています。
こうして作り上げた活動を通して、2020年以降も続くような「みんなの思いを包み込むまち小平」を目指していきます。
そのために、より多くの人の知識や経験を生かしながら、市民が一つになって活動していきたいと考えています。

メンバーの声 子どもに地域とのつながりを体験してほしい

子どもと一緒に参加しています。
たくさんの人と出会い、会話をするきっかけになっています。
みんなで協働する体験を通して社会に役立つこと、必要とされている人だと実感することを子どもに体験してほしいと思っています。
松原沙由美さん

色んな人と踊ったり、話したりお祭りみたいで楽しいです
詩優さん

小平市民プロジェクトへの思い

市民が中心となって活動するプロジェクト。
小平のために、どんな思いを持って活動しているのか、代表の由井敬さんに聞きました。

小平での体験が、オリンピック・パラリンピックの思い出になるように

昭和39年のオリンピックの時、私は中学生でした。
その時、聖火ランナーに旗を振ったり、同じ学校の生徒会長が伴走者として走ったり、学校ぐるみで競技を見に行ったりしました。
観戦した競技は当時参考競技だった野球で、神宮球場は空席だらけでした。
でも、そういった体験は、オリンピックの思い出として今でも鮮明に覚えています。
一方でテレビで見た競技は、自分の目で直接見たものではないから身近な記憶として残りませんでした。
だから、東京2020大会が、小・中学生にとって身近な記憶として思い出に残るものになってほしいと思っています。
そのために、「東京2020大会の時、小平でこんなことをやったな、参加したな」という記憶に残る体験をして、小平を好きになってもらえるような活動をしていきたいですね。

小平の名物になるものを

このプロジェクトの目的である、「みんなの思いを包み込むことのできるまち」を目指して、将来に残せるものを作っていきたいと思っています。
例えば、「小平ってどんなところ」と聞かれたときに、「小平と言えばこれ」みたいに、代名詞になるようなもの。
高円寺なら阿波踊りのように、残した文化が全国区になるものを作っていきたいと思っています。
東京2020大会からがスタートです。
そのために、今からたくさんの人の力が必要です。
そして、たくさんの人と楽しく有意義なことを始めていきたいと思っています。
みんなと一緒に始めたことをレガシーとして残していきたいですね。

小平市民プロジェクトに参加しませんか

東京2020大会に関わりたい方、この機会に新しいことを始めたい方、活動を応援したい方など、お気軽にご参加ください。
詳しくは、お問い合わせください。

問合せ
小平市民プロジェクト・由井電話090(8492)4939
メールkodairaproject.op2020@gmail.com

 

関連リンク

2019年1月1日号 5面

2019年1月1日号 目次

 

    お問合せ先

    〒187-8701 
    小平市小川町2-1333 市役所3階

    秘書広報課広報担当

    電話:042-346-9505

    FAX:042-346-9507

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