市報こだいら:2023年8月20日号 1面(抜粋記事)
更新日: 2023年(令和5年)8月20日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
市報こだいら1面の記事を抜粋して掲載します。
関東大震災から100年 大地震に備えて今からできること
今年は、1923年(大正12年)に発生した関東大震災から、100年の節目に当たります。
国の地震調査委員会によると、30年以内に南関東域でマグニチュード7クラスの首都直下地震が発生する確率は、約70パーセントと言われています。
大地震に備えて今からできることをしませんか。
問合せ
防災危機管理課 電話042(346)9519
想定される地震の被害
令和4年5月に、東京都防災会議で「首都直下地震等による東京の被害想定」が見直されました。
市では、震度6強程度の揺れが想定されています。
また、ライフラインの復旧にかかる日数は、電気が約1週間、ガスは約6週間、水道は約1か月かかるとされています。
令和4年に公表された小平市の被害想定
多摩東部直下地震 冬の18時
- 地震の規模 M7.3
- 震度 6強、6弱
- 建物全壊(建物半壊) 962棟(2,955棟)
- 焼失建物(倒壊建物含まず) 1,855棟
- 死者 84人
- 負傷者(うち重傷者) 1,169人(181人)
- 避難者数 29,054人
- 電気の停電率 8.0パーセント
- ガスの供給停止率 59.2パーセント
- 上水道の断水率 16.6パーセント
立川断層帯地震 冬の18時
- 地震の規模 M7.4
- 震度 6強、6弱
- 建物全壊(建物半壊) 937棟(2,830棟)
- 焼失建物(倒壊建物含まず) 1,288棟
- 死者 70人
- 負傷者(うち重傷者) 1,011人(150人)
- 避難者数 23,301人
- 電気の停電率 7.4パーセント
- ガスの供給停止率 26.9パーセント
- 上水道の断水率 14.1パーセント
東京都防災会議 令和4年5月「首都直下地震等による東京の被害想定」より
自宅の安全が確認できる場合は 在宅避難にご協力を
在宅避難とは、災害時に自宅で避難生活を送ることです。
避難所には、収容人数に限りがあるため、すべての方を受け入れることができません。
自宅倒壊や火災などの危険がなく、安全に生活できる場合は、在宅避難をお願いします。
避難所に行かない避難の方法 在宅避難への備え
ふだんからできる、在宅避難をするためにできることを紹介します。
家の中を安全に
地震では、棚が倒れる、食器や窓ガラスが割れるなどの被害があります。
家具類を固定したり、配置を変えるなどの工夫をしましょう。
- 転倒防止器具で棚を固定、飛び出し防止器具の設置
- 飛散防止フィルムを貼る
- 家具の配置を変える
防災・災害情報の確認
災害時には、避難情報や避難所の開設情報など、さまざまな情報が配信されます。
最新情報を入手できるように準備をしておきましょう。
- 小平市ホームページ
- 小平市メールマガジン(こだいらNEWS)
- 小平市公式ツイッター アカウント名…プチ田舎 東京都小平市
- 小平市公式LINE アカウント名…小平市
- 東京都防災マップ
災害時、避難所の開設状況などが地図で確認できます。 - 防災行政無線
地震・集中豪雨などの緊急性が高い情報を発信します。
放送内容は、放送から一定時間、電話で確認できます。
電話番号 自動音声応答サービス042(341)0793
日常生活で使うものを多めに買って消費する 回転備蓄を
災害時は、電気、ガス、水道などのライフラインや物資の供給が止まることがあります。
食料品や生活必需品を、最低3日分、できれば1週間分を備蓄し、古いものから消費しながら買い足す回転備蓄で備えましょう。
備蓄品の一例
- 飲料水(1人1日3リットル)
- 簡易トイレ(1人1日6回目安)
- マスク、体温計、消毒用品(アルコール・ジェルなど)
- ペーパータオル、ウェットティッシュ、ハンドタオル
- おむつ、生理用品などの衛生用品
- 携帯電話用充電器、通信機器用のバッテリー
- 懐中電灯、充電式ラジオ、カセットコンロ、ヘルメット
(注) 詳しくは、小平市ホームページ(ID3398)をご覧ください。
自主防災組織の結成を
自主防災組織とは、地域住民が協力して、「自分たちのまちは自分たちで守る」ことを目的に、日ごろからさまざまな活動を行う組織です。
平常時には災害に備えた取り組みを行い、災害時には、応急活動などを行います。
自主防災組織は、10世帯以上から登録できます。
登録方法や補助金など、詳しくは小平市ホームページ(ID2671)をご覧になるか、お問い合わせください。