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市報こだいら:2019年3月20日号 2面(抜粋記事)

更新日: 2019年(平成31年)3月20日  作成部署:企画政策部 秘書広報課

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市報こだいら2面の記事を抜粋して掲載します。

こだいらに広がる地球の表情

西武線鷹の台駅西側に位置する敷地を囲む、白い壁に現れた多くの写真。
これらの写真は、私たちに何を伝えようとしているのか。
撮影者の思いを知って、写真展を見に行ってみませんか。

塀に広がる壮大な世界

商店街に現れた写真の数々。
地球の貌(かお)と題されたこの写真展では、自然や人々、文化などを、100枚を超える作品で紹介しています。
これらの写真は、40年以上かけて世界中を旅した関野吉晴さんが撮影したものです。

世界の人々の生活を生き生きと伝える写真

関野さんは、世界各地の訪問先で、その地に住む人々と共に暮らして仲良くなりました。
狩りをする人、家畜を連れて移動する人、無邪気に遊ぶ子どもたち。
写真には、そんな人々の日常が生き生きと写し出されています。
こうした探検を通じて、人類のルーツをたどりたいという思いを持つようになり、1993年から足かけ10年の探検(グレートジャーニー)に出ました。
南アメリカ大陸の最南端から出発して、車や飛行機などの乗り物を使わず人類誕生の地とされているアフリカを目指す旅です。
旅路では、人がなかなか立ち入ることができないような場所や熱帯雨林に暮らす先住民たちの村もありました。
その場所でも、現地の人々と仲良くなり、人々の日常を写真に収めてきました。
このようなふだん目にする機会のない写真も多く展示されています。

探検で得た新しい視点

関野さんは、世界中を探検してさまざまな文化と出会う中で、自身の価値観が当たり前ではないことに気付くようになります。
「世界を見ると、例えば、箸を使うのは東アジアなど一部の地域のみ。ふだんの生活の中で当たり前だと思っていることが、実は当たり前ではないのだと改めて感じた」と話します。
やがて、グレートジャーニーの探検を終えた関野さんは、自分が住んでいるところ、生まれたところ、仕事をしているところなど、意外と足元の世界を知らないと気付きました。

足元へ視点を広げる

足元に目を向けるようになった関野さん。
その過程で身近にある玉川上水の自然に目を向け、生き物から人間を見た視点、という新たな視点を見つけたといいます。
関野さんは現在、身近な自然と生き物のつながりを調べて、自然の大切さを科学で実証し、どうしたら孫たちの世代にこの地球を残せるかをみんなで考える活動も行っています。

グレートジャーニーへの旅路

1993年に南アメリカ大陸最南端のナバリノ島(チリ)を出発し、2002年に人類最古の家族の遺跡があるラエトリ(タンザニア)に到着。
足かけ10年、総移動距離約5,300キロメートル。
自身の脚、犬ぞり、らくだ、手漕ぎ舟などで移動。

作者紹介

関野吉晴さん:探検家、武蔵野美術大学教授(文化人類学)、医師。
グレートジャーニーの探検をはじめ、世界各地を探検。一般向けの講座や、玉川上水の生き物調査など多彩に活躍。

地球の貌

ところ

創価学園グラウンド跡地の外壁(西武線鷹の台駅徒歩2分)
(注)4月上旬まで展示する予定です。

関連リンク

2019年3月20日号 3面

2019年3月20日号 目次

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小平市小川町2-1333 市役所3階

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電話:042-346-9505

FAX:042-346-9507

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