小平市役所
法人番号:2000020132110
〒187-8701 東京都小平市小川町2-1333
代表 042-341-1211
市報こだいら3面の記事を抜粋して掲載します。
窪地によってできた高低差。
この差のおかげで見える景色が変わり、美しい名所を作りました。
こうした窪地と景色の関係を、まちあるきガイドと一緒にひも解いていきます。
公園いっぱいに咲くあじさい。
見学者でにぎわうあじさい公園は、小川用水が公園を囲むように流れ、美しい景色があります。
この美しい景色は、地形が大きく影響しています。
美しいあじさい公園の景色を作った小川用水と窪地の関係に迫ります。
あじさい公園がある場所は、天神窪の西端。公園の中央が天然の窪地で、北に狭山・境緑道、南と西は小川用水に囲まれています。
この緑道や水路は、平らな土地から天神窪を通過するために盛り土をして、道を平地と同じ高さに合わせるために作られました。
窪地を囲むように作られた盛り土によってできた空間が、公園になりました。
土地の高低差により公園全体がきれいに見え、用水路の流れとともに景色を楽しむことができます。
あじさい公園南東側、回田道に面した地点に、小川用水の水が地下から湧いている場所があります。
この場所には、小川用水が天神窪を抜けるために考えられた知恵が詰まっています。
小川用水は、青梅街道の天神町交差点付近から北へ向かい、地下水路となってあじさい公園南東で湧き出しています。
これは、伏せ越しという工法で土地の高低差による自然の水圧を利用した仕組みです。
回田道の拡幅工事によって地下化された小川用水。
工事以前は、窪地を通る用水路部分を盛り土して、水を通していました。
これを築樋(つきどい)といい、あじさい公園南側の水路が周りの土地より高い場所にあるのは、この築樋(つきどい)の名残りです。
多摩湖(狭山市)から境浄水場(武蔵野市)までの水道管を布設した道路を緑化したのが、狭山・境緑道です。
水道管を通すために、地面が低い窪地に盛り土をして地面のかさ上げをしています。
この緑道は、歩いていて土地の高低差がわかりやすく見えるため、窪地巡りにうってつけの道です。
この緑道からあじさい公園をきれいに眺めることができるのは、盛り土の高低差のおかげです
小平市と西東京市の境をまたぎ、石神井川の上を通る道。この石神井川の谷の先端部分に鈴木遺跡があります。
窪地を通るために盛り土をして用水路を通しています。
回田道の小川用水のかつての姿が想像できます。
学生時代は地理学を専攻し、中学校の社会科教諭を経てまちあるきガイドをしている。
地域資源発掘のため、市内の文化財や地域資源を調べ、わかりやすく伝える活動をしている。
こだいら観光まちづくり協会には、情報冊子の小平にこないかや、ガーデンマップなど、まちあるきを楽しくする情報が多くあります。
散策ついでに立ち寄ってみませんか。
ところ
学園東町1-17-9
HP検索
ふらっとなび こだいらにこないか
問合せ
観光まちづくり協会
電話 042(312)3954、
メールinfo@kodaira-tourism.com
まちあるきガイドが解説をしながら歩きます。
ふだん歩いている道を、歴史や地理など違った視点で学びませんか。
市内西部の小川地区の玉川上水、小川寺、神明宮、野火止用水など、歴史や自然を楽しみながら約5キロメートルを歩きます。
とき
5月18日(土曜) 荒天中止
集合
午前9時30分 西武線・多摩モノレール玉川上水駅南口
(注) 解散は午後1時ごろ、西武線東大和市駅。
費用
500円
萩山駅から緑道に沿ってあじさい公園、花街道花壇など花、樹木を楽しみ、小平ふるさと村では糧うどんを味わい約4キロメートルを歩きます。
とき
6月15日(土曜) 荒天中止
集合
午前9時30分 西武線萩山駅改札口
(注) 解散は午後1時ごろ、西武線花小金井駅
費用
1,000円(うどん代含む)
共通
定員
各15人
申込み
電話または電子メールで希望コース、住所、氏名、電話番号をこだいら観光まちづくり協会へ(先着順)