市報こだいら:2021年3月5日号 10面(抜粋記事)
更新日: 2021年(令和3年)3月5日 作成部署:企画政策部 秘書広報課
市報こだいら10面の記事を抜粋して掲載します。
小平市第四次長期総合計画を策定 小平が目指す12年後の将来像 つながり、共に創るまち こだいら
市では、令和3(2021)年度から令和14(2032)年度までのまちづくりの指針となる、小平市第四次長期総合計画を策定しました。
この計画は、小平が目指す、12年後のまちの姿(将来像)を定めた計画で、将来にわたって持続可能な社会を構築し、より魅力的なまちをつくるため、何を大切にして、どんなことに取り組んでいくのかを示しています。
問合せ
政策課 電話042(346)9503
人口減少、気候変動など 時代の大きな転換期に
第四次長期総合計画が始まる現在、日本社会全体を取り巻く環境は、経済、テクノロジー、気候変動、人口構造など大きな転換に向けた流れが加速しています。
こうしたなか、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が社会生活や経済活動に深刻な影響を及ぼしています。
しかし、この危機は社会全体のデジタル化による変革を加速する機会となり、新たな時代を見据えた働き方や暮らし方への対応が進められています。
小平市でも、大きな変化の流れに対応するまちづくりが求められます。
人口減少、人口構成の変化
現在、小平市の人口は微増していますが、2025年をピークに減少に転じ、市制施行100周年を迎える2060年代には、14万人台まで減ると推計されています。
また、人口構成も大きく変わると推計され、生産年齢人口(15歳~64歳)が減少、高齢化がさらに進むことが予想されます。
経済財政状況の変化
生産年齢人口の減少や高齢化の進行により、個人市民税が減少し、社会保障関係費の増加が見込まれます。
公共施設の老朽化に伴う更新ピーク到来
1960年代から70年代に集中的に整備した公共施設や、80年代以降に建設した市役所や市民文化会館などの大規模な施設が更新時期を迎えます。
地球規模の危機への対応
近年、大地震や気候変動による被害が相次いでいます。
また、感染症のパンデミック(大流行)は歴史的に繰り返されています。
総合的な防災・減災対策を充実させていくことが一層求められています。
最新テクノロジー活用社会
新型コロナウイルス感染症拡大への対処の中で、テレワークやオンライン授業、オンライン診療などの取り組みが進められ、Society(ソサエティ)5.0(最新技術を活用して、経済発展と課題解決を両立させる豊かで暮らしやすい地域社会の姿)への転換が加速しました。
これからのまちづくりを取り巻く変化と課題
人口減少、人口構成の変化
近い将来、人口減少が始まり、少子高齢化が進行
経済財政状況の変化
人口減少などによる市税減少、高齢化などによる社会保障関係費増加
公共施設の老朽化に伴う施設更新ピーク到来
多くの公共施設が老朽化し、更新時期のピークが到来
地球規模の危機への対応
大地震、気候変動などによる被害、感染症対策の必要性
最新テクノロジー活用社会
暮らしや働き方を変えるSociety(ソサエティ)5.0時代の到来
小平市のあゆみ
1960年代
- 1962年 市制施行
- 1964年 新庁舎新築移転(現・中央公民館)
- 1965年 人口10万人突破
1971年~1985年度 第一次長期総合計画基本構想
将来像「みどりゆたかな住宅都市をめざして」
主に小・中学校をはじめとする多くの公共施設が整備されました。
この間の人口は、13万780人(1970年1月現在)から15万3,118人(1985年1月現在)へと約17パーセント増加しました。
1955年から75年ごろの時代、工場の進出や団地の建設などで人口が10万人以上も増えました。
そのため、給水・下水処理、学校建設、道路整備など、急ピッチでインフラ整備が進められました。
1970年代
- 1972年 福祉会館開館
- 1974年 鈴木遺跡発見
- 1976年 第1回小平市民まつり
1980年代
- 1984年 平櫛田中館(現・平櫛田中彫刻美術館)開館
- 1985年 市民総合体育館開館
1986年~2005年度 第二次長期総合計画基本構想
将来像「緑と活力のあるふれあいのまち小平」
主に下水道普及率100パーセントの達成や、市民文化会館が整備されました。
この間の人口は、15万4,347人(1986年1月現在)から17万6,486人(2005年1月現在)へと約14パーセント増加しました。
1990年代
- 1991年 全市公共下水道汚水整備が完了
- 1993年 市民文化会館(ルネこだいら)開館
- 1995年 阪神淡路大震災
2006年~2020年度 第三次長期総合計画基本構想
将来像「躍動をかたちに 進化するまち こだいら」
主に自治基本条例施行や市民活動支援センターなどが開設されました。
この間の人口は、17万6,773人(2006年1月現在)から19万4,869人(2020年1月現在)へと約10パーセント増加しました。
2000年代
- 2002年 FC東京練習場・小平グランドへ移転
- 2006年 第1回灯りまつり
- 2009年 小平市自治基本条例施行
2010年代以降
- 2011年 東日本大震災
- 2012年 市制施行50周年、市史編さん事業
- 2020年から 新型コロナウイルス感染症流行